昨日、予てから噂されていた“Everybody’s Gone to the Rapture”のPC対応を正式にアナウンスしたThe Chinese Roomですが、新たにスタジオのボスDan Pinchbeck氏がRock, Paper, Shotgunのインタビューに応じ、予てから存在が明言されていた新IPについて言及。次回作がゲームブックやウォーゲーム、テーブルトークRPG“トラベラー”や“パラノイア”、“Twilight 2000”にインスパイアされた「Total Dark」と呼ばれる見下ろし型RPGとなることが明らかになりました。
これまでスタジオが手掛けてきた“ウォーキングシミュレーター”とも揶揄される一人称視点の探索ゲームとは全く異なる作品となる“Total Dark”は、アイソメトリックな視点と多数のメカニクスを持つ伝統的なRPG作品で、具体的なディテールは不明ながら、PC向けの新作として4月には早くもプレイアブルなプロトタイプが完成する予定とのこと。
また、スタジオがこういった類いのゲームを作る適切な経験を持っているかどうか、疑問を抱くファンもいるだろうと語ったDan Pinchbeck氏は、The Chinese Roomが“Dear Esther”や“Everybody’s Gone to the Rapture”のような作品ばかりを手掛けているわけではないと語り、かつてDear Estherと平行して、グラビティガンを持ったコンバインと市民がAntlionでサッカーを楽しむ“Half-Life 2”のマルチプレイヤーMODを手掛けた過去に言及し、RPG作品の開発についても全く問題はないと断言。内向的で荒涼としたこれまでの作品とは異なり、来る“Total Dark”が、明るいテイストの作品であることを明らかにしています。
なお、“Everybody’s Gone to the Rapture”の開発時には、契約の問題から開発の過程について語ることが出来なかったと振り返った氏は、パブリッシャーを持たない“Total Dark”については、全ての工程を自由に語ることが可能だと伝えており、野心的な取り組みの今後に大きな期待が掛かる状況となっています。
余談ながら、“Total Dark”はヨーロッパの映画やビデオゲームなど、文化的なクリエイティブを支援する“Creative Europe”の支援に基づき開発が進められている新作で、12万4,503ユーロとされる予算のうち、既に50%の資金をCreative Europeから調達していることが判明しています。
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