いつか再び「The Witcher」作品に取り組みたい、CD Projekt Redがシリーズの今後に改めて言及

2016年5月12日 11:48 by katakori
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「The Witcher 3: Wild Hunt」

およそ10年に及んだゲラルトさんの壮大な旅を終える“血塗られた美酒”拡張パック配信が迫る“The Witcher 3: Wild Hunt”ですが、新たに最新作の開発を率いたディレクターKonrad Tomaszkiewicz氏がEurogamerのインタビューに応じ、“血塗られた美酒”を以て一旦終了となる「The Witcher」シリーズの今後について興味深い見解を明らかにしました。

来る“血塗られた美酒”拡張パックが、“The Witcher 3: Wild Hunt”最後の追加コンテンツだと明言したKonrad Tomaszkiewicz氏は、今後スタジオが野心的な次回作“Cyberpunk 2077”の開発に集中することを改めて強調しています。(※ “血塗られた美酒”ローンチ直前の準備パッチと、ローンチ後の修正パッチに対する取り組みは継続)

一方で、“Cyberpunk 2077”以降における“The Witcher”フランチャイズの今後に言及した氏は、12年に渡って取り組んだ“The Witcher”作品とその世界を愛していると語り、いつか再び新しい何かに取り組むことを望んでいると発言。ただし、スタジオが今後どんな決定を下すかは分からないとした上で、戦略的な計画が得られれば何れ共有されるだろうと説明しました。

余談ながら、“The Witcher”シリーズの終了は、“The Witcher 3: Wild Hunt”のアナウンス時から明言されていたもので、厳密にはNaughty Dogが“Uncharted”シリーズに用意したような断固たる終了ではなく、一先ず3作品に渡って続いたゲラルトさんサーガに終止符を打ち、将来の計画を用意しないまま一旦シリーズを休息させるといった類いのやや緩やかな終わりとして掲げられてきた経緯が知られています。

一方で、過去に“優れた物語は結末を持つべきだ”と掲げたCD Projekt Redは、ゲラルトさんの英雄伝がトリロジーを以て十分に描かれたとしており、“The Witcher”ユニバースにまだ描かれていないキャラクターやロケーションが残されていることを挙げ、新たな主人公を用意する展開や、ともすれば再びゲラルトさんの物語に立ち返ることも可能であることを示唆していました。

何れにしろ、完全な終了ではないことが各所で提示されている“The Witcher”シリーズの今後ですが、5年後あるいは10年後に再び馴染み深い友人達との再開が実現するか、“血塗られた美酒”の大団円と“Cyberpunk 2077”の動向に改めて大きな注目が集まるところです。

情報元:Eurogamer, IGN, GameSpot

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