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先日、“アナ”の参戦が正式にアナウンスされ、PTR上のテスト運用がスタートした「Overwatch」（オーバーウォッチ）ですが、“アナ”の出自や参戦の経緯がはっきりしたことにより、予てから参戦が噂されていた“Sombra”の正体と謎に改めて注目が集まる状況となっています。

そんな中、Jeff Kaplan氏が新たにKotakuが公開した本作のインタビューにて、世界中のファンが気になっているであろう「結局のところ“Sombra”って誰なんだ」という質問に応じ、同一人物ではないかと噂されたアナと“Sombra”が別のキャラクターであることを明言しました。

Jeff Kaplan氏は、アナと“Sombra”が同一視された背景を含め、“Sombra”について以下のような見解を提示しています。

• 氏は（今回の件を以て）“Sombra”がまるでXファイルのようにその存在を探し、知ることが楽しいキャラクターであることを知ったと思うと述べ、真実はまだ隠されたままだと説明。今後プレイヤーが何を発見するか、それはいずれ分かる時が来ると強調している。
• Blizzardは長いあいだ（注：最初にSombraの存在が確認されたのはベータ開始以前のライブ配信だった）“Sombra”の存在を匂わせてきたが、氏は“Temple of Anubis”にアナの存在を示すヒントを忍ばせた際に、Sombraの正体を追うコミュニティの熱量があまりに高かったことから、アナのヒントが“Sombra”のものであると仮定する流れが出来上がったと説明。氏はある手掛かりを熱心に追う執念が、ときに視野を僅かに狭めることがあると語っている。
• Jeff Kaplan氏は、この答えが明らかになるのは“Sombra”次第だと説明。彼女が、自身について皆に知って欲しいと考えた時に、その存在を知らせるだろうと語り、彼女はそういった類いの行為にとても長けていると（非常に示唆的な）発言を見せている。（※ この言及により、“Sombra”が女性であることが分かる）

という事で、はっきりと別人であることが明らかになったアナと“Sombra”ですが、ここで今後の展開に向けて、改めて既存の情報を整理しておきます。

■ 現段階で“Sombra”に関連すると見られるディテール

• “Sombra”はスペイン語で“影”を意味する。この名称と前述したコンソールのエラーメッセージなどから、ハッカー系のステルスヒーローではないかと見られている。なお、最新のPTRアップデートから、ステルス能力の存在を示唆するような未使用の音声ファイルが発見されている。
  • ゲンジ：敵の存在を感じる
  • マクリー/リーパー：目には見えないが、そこにいることは分かっている
  • トールビョーン：誰かがここに潜んでいるようじゃ
• “Sombra”と“ソルジャー76”、“ジャック・モリソン”の調査資料がDoradoマップに発見され、2人の関係性に注目が集まっていた。（※ 2人ともゲーム内では正体不明という設定が共通している）
• リーパーがDoradoのスポーン部屋において“Sombraはどこだ”と語ることから、少なくともリーパーは“Sombra”の存在を知っている。（※ この発言と前述したジャック・モリソンの調査資料も、Overwatch創設メンバーであるアナと“Sombra”を同一視させる要因となっていた）
• 先日、“アナ”のオリジンストーリー映像に暗号が仕込まれていた件で、“情報を持つ者は誰しもが力を持つ”と読めるスペイン語（la que tiene la informacin; tiene el poder）が発見された話題を紹介したが、前回のXOR演算は繰り返しの文字列を対象に行ったもので、もう1シーンの16進数コードと繰り返しに含めていなかった箇所を組み合わせると、“sombra…la que tiene la informacin; tiene el poder”となり、（一時“情報と力を併せ持つ存在”がアテナではないかとも噂されたものの）“Sombra”を指すものだったことが分かる。なお、XOR演算は“23”の数値を用いて行われた。これはアナが22人目のヒーローで、次が23人目だったことに由来している。
• 前述したスペイン語は女性を指しており、“Sombra”を彼女と呼ぶJeff Kaplan氏の発言とも合致する。