“Dishonored”シリーズの華々しい成功や野心的な新生“Prey”の再スタート、オースティンスタジオの設立など、目まぐるしい活躍が続いているお馴染みArkane Studiosですが、新たにBethesdaの親会社であるZenimaxが「The Crossing」の商標を米国特許商標庁に出願し、かつてArkaneがValveの下で開発を進めていた野心作が満を持して復活するのではないかと注目を集めています。
今回の“The Crossing”商標は、10月11日に出願されたもので、出願とArkane Studiosの関係は不明ながら、GameSpotの確認に応じたBethesdaは“商標出願についてコメントはしない”と伝えています。
2007年に開発が始動した“The Crossing”は、シングルプレイヤーとマルチプレイヤーをシームレスに融合させる“CrossPlay”を掲げ開発が進められていたSourceエンジン作品で、Victor Antonov氏によるものであろうデザインやコンセプト、ゲームプレイの一部が後の“Dishonored”に強い影響を与えたことが知られていました。
余談ながら、1999年のスタジオ設立を経て、2本の傑作Arx FatalisとDark Messiah of Might and Magicを生んだArkaneは、2006年から2007年に掛けてレーベンホルムを舞台とするHalf-Life 2の未発表スピンオフ“Half-Life 2: Return to Ravenholm”を手掛けたものの、計画は頓挫。その後“The Crossing”の開発へと移行しましたが、鳴り物入りでビデオゲーム分野に進出したスピルバーグ監督とEAの超大作“LMNO”の開発に参加すべく“The Crossing”をキャンセル。しかし、スピルバーグ監督とEAの1作目“Boom Blox”の販売が振るわなかったことから“LMNO”そのものがキャンセルされるなど、非常に注目度の高い作品を手掛けながらも、全てが完成に至らない不遇の2000年代後半を過ごしていたことが知られていました。
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