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2月27日の開幕に先駆けてパネルやアワード、新作の続報等に関する発表が続いている“GDC 2017”ですが、新たに今年の生涯功労賞に「Epic Games」のCEOを務めるUnreal Engineの父Tim Sweeney氏が選出され、3月1日PT午後6時30分から8時30分（日本時間の2日午前11時30分から）にかけて開催されるGame Developers Choice Awardsの授賞式にて表彰されることが明らかになりました。

Tim Sweeney氏は、1991年にシェアウェアゲームのパブリッシャーEpic MegaGamesを設立し、自ら開発を手掛けオリジナルのエディタを備えた初の製品“ZZT”がユーザー作成コンテンツの爆発的な波及を生んだほか、Epic PinballやTyrian、お馴染みCliffy BのJazz Jackrabbitといった作品で90年代にはPCシェアウェア分野の牽引役を務めました。

その後、Tim Sweeney氏は第1世代Unreal Engineのメインアーキテクトを務め、ZZTのオブジェクト指向スクリプト言語の後継となるUnrealScriptによってUnreal Engineの拡張性を強化。Gears of Warを筆頭に、Rocket LeagueやAbzu、Astroneer、ARK: Survival Evolvedなど、今やUE4はビデオゲーム産業にとって無くてはならない存在だと言えます。

なおGDCの生涯功労賞には、昨年受賞したお馴染みTodd Howard氏をはじめ、宮本茂氏、ウォーレン・スペクター氏、ジョン・カーマック氏、坂口博信氏、小島秀夫氏、シド・マイヤー氏、久夛良木健氏、Ray Muzyka氏とGreg Zeschuk氏といった著名な開発者達が選出されていました。