先日、大作“Torment: Tides of Numenera”の製品版ローンチを果たし、現在は人気RPGシリーズ最新作“Wasteland 3”と待望のナンバリング最新作“The Bard’s Tale IV”、VRスピンアウト“The Mage’s Tale”の開発を進めているinXile Entertainmentですが、多忙なスタジオを率いるお馴染みBrian Fargo氏がEurogamerのインタビューに応じ、2019年の“Wasteland 3”ローンチを最後に引退を考えていることが明らかになりました。
1981年の“The Demon’s Forge”ローンチ以来、およそ36年に渡って文字通りビデオゲーム産業を牽引してきたBrian Fargo氏は、数々の成功を重ねた長いキャリアを経て、しばし休息すべき時がきたようだと説明。“Wasteland 2”と“Torment: Tides of Numenera”が素晴らしい作品に仕上がり、“The Bard’s Tale IV”が驚異的な外観を見せ、“Wasteland 3”が前作の成功に基礎を置く今が、表舞台を去るよい機会に思えると明らかにしています。
ただし、Brian Fargo氏は引退が“Wasteland 3”ローンチ後であることから、まだ多くの時間が残されているとして、今後スタジオの有能なスタッフ達にinXileを託す取り組みを進めると説明。現在のinXileが外部の負債を全くもたず、スタジオの従業員が一部の株式を保有していることから、優れた製品をリリースし続ける限り、スタジオの将来は明るいままだと強調しています。
Interplayを設立したビデオゲーム業界の重鎮Brian Fargo氏は、“Fallout”誕生の礎となった“Wasteland”を手掛け、“Fallout”と“Fallout 2”、“Fallout Tactics”の3作品を世に送り出したほか、名門Black Isle StudiosやBioWareの誕生にも深く関与し、ObsidianのボスFeargus Urquhart氏やJosh Sawyer氏、Chris Avellone氏、Chris Parker氏など、著名な開発者を多数輩出。さらにはSilicon & Synapseの“RPM Racing”を見出し、旧友であるAllen Adham氏とMichael Morhaime氏を支えたことがBlizzard誕生の契機となるなど、多方面に強い影響を与えたビデオゲーム産業の重要人物として知られていました。
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