ファンタジー入植地建設運用ストラテジー「King under the Mountain」のKickstarterキャンペーンがスタート、デモもリリース

2017年3月28日 13:34 by katakori
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「King under the Mountain」

先日、柔軟なシステムと作品の概要、2022年まで綿密に計画されたロードマップをご紹介した英Rocket Jump Technologyのファンタジー系の新作ストラテジー「King under the Mountain」ですが、新たに4万5,000ポンドの調達を目指す本作のKickstarterキャンペーンが開始され、日本語対応を含むストレッチゴールのラインアップや幾つかの新情報が明らかになりました。

また、Kickstarterキャンペーンの始動に併せてプレイアブルなプレアルファビルドのデモ(Windows/Mac)が登場しています。

“King under the Mountain”は、Tarn Adams氏が生んだローグライクな傑作建設運用シム“Dwarf Fortress”や初期“The Settlers”、初代“Dungeon Keeper”といったクラシックに加え、“Prison Architect”や“Rimworld”といった馴染み深いインディー作品にインスパイアされたシミュレーションベースの入植地建設/運用ストラテジーゲームで、以下のようなディテールを特色としています。

参考:“King under the Mountain”のプレアルファトレーラー
  • “King under the Mountain”は、ファンタジー世界を舞台とするシミュレーションベースの入植地建設ストラテジーゲームで、プラットフォームはPCとMac。後援者向けアルファやSteam Early Access版、ベータ運用を経て、2021年の製品版発売を予定している。
  • シミュレートされたファンタジー世界:様々な要素が連結する息づくようなゲーム世界を特色とする。昼夜の変化や日光と降雨量に基づき成長する樹木や植物、地域の環境によって変化する現地の動植物、住民達の幸福度等を特色とする。
  • プロシージャル生成:2つのマップが常に同じものとならないよう、全てのマップは広範囲な数値を擁するシードに基づきランダムに生成される。
  • 平和的な拡張:武力抗争をもたらす他の勢力を完全に廃した平和的な拡張とゲームプレイも可能。
  • 多彩なプレイ方法:採鉱や農業、生産、商品売買等に特化した入植地の運用をはじめ、山を奥深く掘り進めたドワーフの要塞や、他の種族を襲撃するオークの一団、ゴーレムと共に秘密のねぐらを守る孤独な魔法使い、死者の軍団を召集する邪悪なネクロマンサー、巨大な洞窟に宝を貯め込んだドラゴンなど、勢力や種族で全く異なるプレイスタイルを導入。
  • 経済とクラフトシステム:初期“The Settlers”にインスパイアされた基礎となる資源から有用な素材やアイテムを生成する経済/クラフトシステムを特色とする。例)鋼を生産する場合、採掘後に焼いて洗った鉄鉱石を、採掘した石炭から生成したコークスを用いて製銑し、海綿鉄を作成。その後鉄床上で錬鉄に海綿鉄を加え、るつぼや石灰等を用いて熱を加えることで鋼を作成する。
  • プレイヤードリブンなコンテンツと非同期マルチプレイヤー:プレイヤーが作成した入植地は別のプレイヤーが訪問可能なエリアとしてアップロード可能。プレイヤーはチャンピオンのパーティを作成し、他のプレイヤーが作成した入植地の探索やターンベースの戦闘を通じてレアな資源を含むリワードが得られる。なお、入植地をアップロードしたプレイヤーが、この襲撃によって資源やアイテムを失うことはない。
  • MOD対応を視野に入れたエンジン:本作の重要なデザインゴールとしてオープンなMOD対応が挙げられている。ゲームに登場する全ての要素が修正・置き換え可能とのこと。(※ デモ版も既にJSONとPNGファイルであれこれ変更可能)
  • インスパイアされた作品について:全体に渡って影響を与えた“Dwarf Fortress”を筆頭に、初代“The Settlers”と続編“The Settlers II”の平和なアリ飼育感、ヴィランとしてプレイする“Dungeon Keeper”の楽しさ、クラシックなジャンルに適合する“Prison Architect”と“Rimworld”のビジュアルスタイル、“牧場物語”と“Stardew Valley”の平和さと農業、“Ultima Online”の自由度、“Sid Meier’s Colonization”の入植地運用、オリジナルとリブートを含む“X-Com”のターンベース戦闘、“Blood Bowl”のZoCと移動システムといった要素に影響を受けたとのこと。

■ ストレッチゴールのラインアップ

  • 初期ゴールは4万5,000英ポンド。
  • 6万5,000英ポンド:ネメシスシステム – Shadow of Mordorにインスパイアされたプロシージャルな外観と個性、仇敵システムを導入する。
  • 8万英ポンド:Webベースのオンライン入植地ブラウザとコミュニティ機能。
  • 10万英ポンド:コンポーザーJordan Chin氏によるフルサウンドトラック。日本語と中国語、韓国語を含む東アジア向けの言語サポート。

■ “King under the Mountain”のロードマップについて

  • プレアルファプロトタイプ(2017年2月):動的なライティングシステムやプロシージャルなマップ生成、ゲームエンジンの基本的な実装、ドワーフのキャラクターアセット、住民のジョブシステム、アイテムやリソース等の最小セット、昼夜の変更システム、季節の変化、部屋/家具/ワークショップ、仕事道具とインベントリ、キャラクターベースの光源、メインメニューとイントロ等。
  • Kickstarterプロトタイプ(2017年3月);複数言語のサポート(いずれ日本語対応も果たしたいとのこと)、基本的なユーザーインタラクション、BGM、土地の改良、Mac対応など。
  • Kickstarter後援者及び公式サイト経由の販売を視野に入れたアルファ1(2017年11月から2018年4月頃):Kickstarterキャンペーンに絡む住民の名称、未探索エリア、睡眠や食欲/飲料、醸造、酒場を含む住民の基本的欲求、住民の死、川と水、農業、幸福度と発狂、基本的な生産、キノコや樹木の拡張、鉄の生産、魚釣りの仕事、ドアの開閉や罠の接地を可能にする自動化の基本機能など。
  • 初期アルファリリース(2018年中盤):MODサポート、ゲーム開始時の人口や資源等のカスタマイズを可能にするマップ機能、プレイヤーのアカウントWebサイト、取引とキャラバン、非プレイアブルなエルフの森、野生動物と狩り、戦闘と軍事要素、襲撃が生じない平和なプレイモード、洞窟のモンスター、地下の裂け目、地下の川と水源、溶岩とマグマ、金属の溶解と合金システム、天候の変化と環境のさらなるディテール、装飾品と特別な宝石、モンスターから得られるクラフト素材、住民の生殖と赤ん坊を含む人口増加システム。
  • Steam Early Access版(2019年):MODの容易な共有と導入を可能にする中央リポジトリ、歴史の記録と彫刻、ルーンクラフトの仕事、貴族とその需要、高度な機械と罠システム、他の種族と文明、対立する勢力による侵入、囚人の捕獲、法律と正義、食べ物の腐敗システム、家畜の飼育、吟遊詩人と音楽家など。
  • ベータ前の新たなアルファリリース(2019年から2020年):プレイアブルなオーク勢力、プレイアブルな人間勢力、エンドゲームコンテンツとプログレッション、貴族のプログレッション、“Shadow of Mordor”にインスパイアされたネメシス(仇敵)システム、住人の家族と友人および対立システム、氏族と政治、カルト集団、錬金術とポーション、魔法システム、悪魔による侵略、伝説級の武器とアイテム、インゲームの本と知識、魔法クラフト、神話の動物、ギルドマスターと詳細なジョブシステム、幽霊と精霊、熊と馬騎兵など。
  • ベータリリース(2020年から2021年):非同期マルチプレイヤー用アドベンチャー、ターンベースの戦闘システム、侵略によって失った入植地を取り戻すアドベンチャー要素、New Game+機能、敵勢力の入植地強奪、ゼロプレイヤーシミュレーション機能。
  • 製品版バージョン1(2021年):冒険者のレーティング、フレンド機能など。
  • バージョン2.0以降(2021年から2022年以降):新種族や勢力を視野に入れた大規模なDLC拡張(Kickstarter/アルファ後援者は無料)、プレイできる孤独な魔法使い、プレイアブルなネクロマンサー、プレイアブルなドラゴンなど。

地形を自動生成する様子

「King under the Mountain」
多彩な役割を持つドワーフの住人達
「King under the Mountain」
情報元及びイメージ:Kickstarter

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