ストーリートレーラーと第2弾ゲームプレイトレーラーの公開を経て、新たな参戦キャラクターと本格的なゲームプレイのディテールが明らかになりはじめたvsシリーズ最新作「Marvel vs Capcom Infinite」ですが、本日海外メディアによる本作のハンズオンプレビューが解禁され、操作周りの大きな仕様変更やマーベルシネマティックユニバースの大ヒットに起因する初心者向けの手厚いサポート、新要素となるインフィニティストーンの具体的な効果など、多数のディテールが明らかになりました。
という事で、今回は前作MvC3から大きく様変わりしたシステムや新要素、新しい操作システム、一部キャラクターの変更など、主な新情報をまとめてご紹介します。
- “Marvel vs Capcom Infinite”は従来通り6ボタンレイアウトを採用するが、構成は前作のMvC3から大きく変化し、弱パンチと強パンチ、弱キック、強キック、インフィニティストーン、交替となる。(※ MvC3の構成は弱攻撃、中攻撃、強攻撃、エリアルレイヴ、パートナーボタンA、パートナーボタンBだった)
- 初心者向けに、弱パンチを連打することで、エリアル始動技が発動する新機能が導入される。そのまま弱パンチの連打を続けることで敵を地面に向けて叩き付けるエリアルの締めまで、計8Hit程度のコンボを簡単に繰り出すことができる。
- 同じく初心者向けに手動入力コマンドやコンボの導入を支援する要素として、全キャラ共通のエリアル始動用コンボ(弱パンチ>弱キック>強キック>下方向+強パンチでエリアル発動)が導入される。これは、コントローラーの正面ボタンを親指で左回りに押すだけの簡単な流れでエリアルに繋げられるというもの。
- ハイパーコンボにもコマンド入力に慣れていない初心者向けの機能が導入され、LV1ハイパーコンボは強パンチと強キックの同時押しのみで発動する(いわゆる波動拳/昇竜拳コマンド等は必要無い)。
- 3vs3だったMvC3に対して、“Marvel vs Capcom Infinite”は2vs2となったことから、交替も容易となり、コンボやエリアル、ハイパーコンボ中など、交替可能なシチュエーションが大幅に増えている。また、同一コンボ中に2度を超える交替も可能。
- 防御にも同様の対策が導入され、エリアル/コンボカウンターは単に交替ボタンを押しておくだけで発動するが、これはハイパーを2ゲージ消費する。
- ハンズオンの報告によると、こういった初心者向けのアクセシビリティ改善メカニクスを組み合わせることで、スティックを全く操作することなく、2ボタンを利用した連打だけで20Hit近いコンボが繰り出せたとのこと。(地上で弱パンチ連打からエリアル発動、発動後弱パンチ連打で叩きつけエリアル、その後交替ボタンを押し、登場した2体目のキャラクターで弱パンチ連打で地上コンボ)
- これらの報告はハードコアなvsシリーズファンにとって、あらゆる意味で驚きの変化だと言えるが、これは“Marvel vs Capcom Infinite”が登場する時期を取り巻くマーベルブランドの(認知度に関わる)大きな変化が背景にある。2011年に発売されたMvC3は映画“アベンジャーズ”公開以前の作品であり、来る“Marvel vs Capcom Infinite”は16番目のマーベルシネマティックユニバース作品の公開後に発売される(すなわち初めてシリーズに触れる新規プレイヤーとマーベル映画ファンが増加する)。本作のプロデューサーMike Evans氏は20年近い歴史を持つvsシリーズのストーリーが非常にライトだったことを挙げ、今作で初めてこの世界がどのように誕生したか、そのストーリーを語ろうとしていると説明。さらに、UE4採用に伴うビジュアルや映画的なアプローチの強化など、様々な背景から最新作から“4”のナンバリングを廃し、タイトルを“Marvel vs Capcom Infinite”に決定したと明らかにしている。
- “Marvel vs Capcom Infinite”にはXファクターに代わる新システムとしてインフィニティストーンが導入される。既にパワーとタイム、スペースがお披露目済みで、ローンチ時には6種のインフィニティストーンが登場する。インフィニティストーンは試合の開始時に1つ選択し、インフィニティストーンボタンで発動可能(PS4版のデフォルトレイアウトはL1)。
- インフィニティストーンボタンを押すと、装備したストーンに対応するインフィニティサージが発動する。タイムストーンの場合はテレポート系ダッシュ、パワーストーンは敵を壁へ打ち付けはね返させるバウンド攻撃、スペースストーンであれば敵をプレイヤー側に引き寄せる。
- インフィニティストーンのゲージを満たした場合、L1とR1同時押しで装備したストーンに応じたインフィニティストームが発動する。スペースストーンは敵を閉じ込め一定時間相手の動きを封じる。パワーストーンは強力なダメージブーストを付与(ひるみ時間が長くなるほか、バウンドが高くなりコンボが繋げやすくなる)。タイムストーンはプレイヤーの移動速度と攻撃後のリカバリを高速化しする。
- インフィニティストーンは、Marvel vs Capcom Infiniteに奥深い戦術を導入する3人目のキャラクターとも言える重要な要素で、ハードコアなプレイヤーにより深いキャラクターへのアクセスを提供する。
- Mike Evans氏は、ローンチに失敗したストリートファイターVから多くを学習したと述べ、“Marvel vs Capcom Infinite”はローンチ初日から(サーバを含む)ゲームを完全に機能させ、ストーリーモードを導入する必要があったと説明。“Marvel vs Capcom Infinite”は十分な準備が整うまでタイトルをリリースするつもりはないと強調している。(※ Marvel vs Capcom Infiniteはクロスプラットフォームを採用せず、PS4とXbox One、PC版はそれぞれ独立したサーバ上で機能する。)
- 製品版“Marvel vs Capcom Infinite”のデイ1には主に以下のようなコンテンツが含まれる。
- 十分なアーケードモードとVS CPUオプション。
- 映画的なストーリーモード
- システムとキャラクターのチュートリアルとして機能するミッションモード。
- プレイに応じて広がるマーベルとカプコンのユニバースに関するデータベースを含むコレクション。
- ランク/カジュアルオンラインモード。
- 観戦モードを備えたオンラインロビー。
- “Marvel vs Capcom Infinite”に登場するマーベルキャラクターはマーベルシネマティックユニバースの作品に基づかない。これにより、マーベルが映画の権利を持っていないキャラクターも登場する。Mike Evans氏は最終的な参戦キャラクターのラインアップがファンを失望させる顔ぶれではないと強調している。
- 映画的なストーリーモードのボリュームはおよそ2時間に及ぶ。各種アンロックはストーリーとアーケードモードの両方を通じて解除可能。
- アベンジャータワーがヒーロー達の拠点となる。
- 第2弾ゲームプレイトレーラーの後半に登場したステージは、アスガルドとロックマンXのAbel Cityが融合した“Xgard”と呼ばれる。
- 未決定ながら、ハッピーバースデー(操作キャラクターとアシストが2人ともコンボに巻き込まれ大ダメージを被る)は引き続き生じる可能性がある。ただし、2体目のキャラクターには以前ほどダメージが付与されないとのこと。
- アドバシングガードが再び実装され、タイミングが合えば飛び道具にも適用可能。ただし、アイアンマンのユニビームなど、一部の攻撃には機能しない。
- MvC3に引き続きウェーブダッシュ(ダッシュ後しゃがみキャンセルから再ダッシュ)が可能ながら、普通にダッシュするほうが有効とのこと。
- ハルクのダッシュが刷新され、春麗に似た壁ジャンプが可能となった。
- モリガンに新たなエリアル始動技が追加された。また、ソウルフィストは以前のようなスピードで連射はできないとのこと。
- ストライダー飛竜に壁張り付きから使用可能な新しい切りつけ攻撃が追加される。
- キャプテンアメリカに新たなシールドスラッシュに加え、シールドを利用したカウンター技(弱と強の使い分けで対地/対空カウンターとして使い分け可能)が導入される。
- ロックマンXに“ロックマンX4”のアルティメットアーマーが登場するLV3ハイパーが導入される。
- 春麗に七星閃空脚に似た新しいハイパーが導入される。
- ソーのムジョルニアが投擲可能となる。チャージも可能となり、チャージ中は敵の飛び道具を打ち消す。
- アイアンマンにリパルサーとスマートボムを利用した2つの必殺技が追加され、アイアンマン単体で継続的に戦闘可能な改善がもたらされる。
■ 現段階で参戦が判明しているキャラクター
- マーベル
- キャプテンアメリカ
- キャプテンマーベル
- ホークアイ
- ハルク
- アイアンマン
- ソー
- ウルトロン
- ロケット・ラクーン
- カプコン
- 春麗
- クリス・レッドフィールド
- ロックマンX
- モリガン
- リュウ
- シグマ
- ストライダー飛竜
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