先日、Xbox One版発売の噂が報じられた傑作Sci-Fi深海ホラー「SOMA」ですが、新たにFrictional Gamesが発売から2年が経過した本作の詳細な販売動向を報告し、初年度に45万本を突破した本作の累計販売が65万本に到達したことが明らかになりました。
また、SOMAの販売と成功、リスクに基づくスタジオの進捗も報じられ、これまで一度に1つのタイトル開発に注力してきた経緯を見直し、2年サイクルで2つのプロジェクトを平行して進める2チーム体制に移行したことが判明。既に次回作の本格的な開発が進められているとのこと。
■ “SOMA”の販売について
- “SOMA”の販売動向について報告したFrictionalは、販売本数のカウントが簡単ではないと述べ、SOMAが“Humble Monthly Bundle”に含まれた経緯をはじめ、フルプライス販売と大幅なセールの比較について言及。この前置きを考慮した上で、単純なダウンロード数のみカウントした場合の累計販売は65万本に到達するとのこと。前述した初年度の45万本販売を考慮すると、2年目の販売は20万本となり、Frictionalはこれが非常に良好な結果だと報告している。
- 2年目における(セールがない)通常日の販売は、初年度の同時期と比べておよそ33%で推移。また、Steamサマーセールなど、各種セールによる2年目の収益は2年目全体の売上げの約75%を占めたとのこと。Frictionalは2年目におけるセールが追加の収益を得る重要なイベントだったと振り返っている。
- Frictionalのバーンレートは非常に高いものの、“SOMA”の販売は毎月の経費を賄った上で十分な利益を生み出しており、ローンチ時の販売から生じたバッファがまだ維持されているとのこと。
- Frictionalは“SOMA”の成功が幸運だったと語り、販売が失敗だった場合、状況は今よりもずっと酷かっただろうと説明。このリスクを軽減するために、2年の開発期間を目標とする2つのプロジェクトを平行して手掛ける体制の移行に注力していると明かし、同時によりリスクの高い作品へのチャレンジが可能になると強調している。
- また、Frictionalは2年目に“SOMA”を購入する顧客について触れ、彼らがどういった層で、何故今“SOMA”を購入するのか、これは非常に困難な疑問だと説明。恐らく多くは口コミによる紹介だと述べ、あるユーザーが今夜なにかゲームがしたい!と考えた際に、Frictional作品が好きだと喋っていた友人の影響が十分に強い場合、これが販売が生じる瞬間だと伝えている。一方で、大手ストアのディスカバリーツールは販売の主要なソースになり得てはいないと考えているとのこと。
- Frictionalはこういった分析と現在販売中の(膨大な)タイトル数を加味し、ゲームを売る最善の戦略は唯一無二の経験にフォーカスすることだと強調している。
■ Frictional Gamesの新プロジェクトについて
- 1つ目のタイトルは、既に本格的な開発が進められており、Frictionalのおよそ80%がこのタイトル開発に取り組んでいる。
- 年内はしっかりしたバーティカルスライスを開発するために必要な最初の数マップの開発に注力している。故に年内のリリースはなく、2018年前半に何らかの発表ができればと考えているとのこと。
- この作品には、最近思いついた幾つかの新しい手法が盛り込まれており、この作品を非常に特別なゲームだと感じさせると確信しているとのこと。
- もう1つのプロジェクトは、スタジオの内製エンジンHPLの4度目となるアップデートに伴い時間が掛かっており、スタジオ史上最長のプリプロを記録しているとのこと。
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