先日、Improbableのクラウドエンジン“SpatialOS”とCryEngineを採用した1,000人規模のMMOタクティカルシューターと400人規模のバトルロイヤルモードを実装する新作としてアナウンスされた英Automatonの新プロジェクトですが、新たにEGX会場で同スタジオのCEO兼CTO James Thompson氏がPC Gamerのインタビューに応じ、来る新プロジェクトに関する幾つかの具体的なディテールを明らかにしました。
■ 1,000人規模のタクティカルシューターMMOについて
- 英Automatonの新作は名称未決定だったが、新たにプロジェクト名が設けられ現在はコードネーム「Project X」と呼ばれている。Automatonは本作の開発にあたって、1,000万ドルの資金調達を果たしているとのこと。
- 4つの勢力が覇権を争う近未来の島が“Project X”の舞台となる。150平方kmの広さを誇る広大な島には中央の首都が存在するほか、それぞれに異なる問題を抱える4勢力の都市が存在する。
- プレイヤーはこの勢力に所属する1人としてゲームに参加し、プレイヤー間の相互作用や進行に基づく大きな、且つ多彩な物語が描かれる。
- James Thompson氏によると、本作には武器とアーマー、カスタマイズ、Perkを含む5つのプログレッションが存在し、シューター要素を持つ完全なMMORPGだと説明している。
- 2人から最大25名規模のパーティが作成可能。
- 上級者に対するバウンティシステムなど、ゲームのバランスを保つリスク/リワードシステムが存在する。
- ゲーム世界には、野生動物や動的な天候システム、野火、動的な水といったインタラクションが存在する。
- 本作にはキルストリークボーナスが存在し、核攻撃や戦車が利用可能とのこと。
- このほか、ゲームの全体的な物語を補足する機械学習型のクエストとイベントシステムが用意されるほか、RPGスタイルのクエストが存在する。James Thompson氏は、こういったプレイヤーの小規模なクエストやイベントがゲーム世界全体に影響を与えると強調している。
- MMO要素を排し、ソロ用のゲームとしてプレイすることも可能。
■ 400人規模のバトルロイヤルモードについて
- “Project X”には、ゲーム内のアリーナモードとして400人規模のバトルロイヤルが導入される。
- ソロプレイ時は100人規模のバトルロイヤルがプレイでき、4人パーティでプレイする場合に400人規模の対戦が可能となる。
- James Thompson氏は、プレイ可能な人数の多さが本モードの特色ではなく、ゲーム環境の優れたシミュレーションや忠実に再現された世界、プレイヤーの戦術に影響を与えるゲーム内の情報量等に重きを置いており、こういったアプローチやゲーム世界のインタラクションが現行のバトルロイヤルゲームをさらに進化させる、これまでにない取り組みだと強調している。
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