2000年8月に起きたロシア海軍の原子力潜水艦“K-141クルスク”の沈没事故を描く作品として、2015年5月下旬にアナウンスされたJujubeeの新作アドベンチャー「KURSK」ですが、CD Projekt REDやTraveller’s Talesの元開発者が在籍するインディースタジオが開発を手掛ける注目作の続報が待たれるなか、新たに公式サイトが更新され、PS4とXbox One、PC、Mac向けの新作として年内の発売を予定していることが明らかになりました。
未だ全容が明らかでない事故の悲劇を描く“KURSK”は、いわゆるエンターテインメント的なビデオゲームではなく、ドキュメンタリーアドベンチャーと銘打ち、近年著しい進化を見せるビデオゲーム技術やサンドボックス手法をドキュメンタリーの新たな表現方法として採用し、事実の掘り下げを目的とする独創的な作品で、プレイヤーは西側が事故の直接的な原因ではないかと疑ったスーパーキャビテーション魚雷“シクヴァル”の情報を探るスパイとなり、クルスクの船内や潜水艦の母港だったヴィジャーエヴォ、さらにはモスクワといったロケーションを訪れるとのこと。
また、本作のローンチ後に発売される2つのDLCもアナウンスされており、アレクサンドル・ソルジェニーツィンがノーベル文学賞を獲得する契機となった“収容所群島”でも知られる1954年のケンギル強制収容所(いわゆるグラグ)における囚人暴動事件と、ある囚人の脱獄を描くスタンドアロンDLC“Kengir”に加え、第2弾の拡張として次世代デバイス向けのVR対応を予定しているとのこと。
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