レイマンやラビッツ、Beyond Good & Evilを生んだベテランMichel Ancel氏が、Ubisoftに在籍したまま2014年8月に設立した新スタジオ“Wild Sheep Studio”のデビュー作として、2014年8月にアナウンスされたオープンワールドアクションアドベンチャー「Wild」ですが、2015年10月末のParis Games Week以来、(Beyond Good & Evil 2の本格的な再始動もあり)3年に渡って続報が途絶えている野心作の進捗と動向に注目が集まるなか、新たにスタジオが11ポジションもの開発者募集を開始し、水面下で開発が本格化しているのではないかと注目を集めています。
これは、Sony XDev Europeの外部シニアプロデューサーTom O’Connor氏がWild Sheepの募集を紹介したもので、今のところ具体的なプロジェクト名は提示されていませんが、FXアーティストや技術アーティスト、テクニカルキャラクターアーティスト、ツールプログラマ、グラフィックスプログラマ、リードアーティスト、3Dアーティスト、ゲームプレイプログラマ、コンセプトアーティスト、アニメーター、プロデューサーの募集が行われており、要件の一部には動物のリギングやアニメーション、自然のオープンワールド環境に関する記述が確認でき、“Wild”の開発を拡張しているものと見られています。
■ 再掲:“Wild”のディテール
- PS4向けの新作となる“Wild”は、危険な肉食動物や毒を持つ動物、人食い人種などがはびこる過酷な原始時代と広大なオープンワールド世界を舞台に、シャーマンとしての生活やサバイバル、探索を描く自由度の高いアクションアドベンチャー作品。本作の開発は、現在もUbisoftに在籍する人気ゲームデザイナーMichel Ancel氏が設立したWild Sheepが担当している。
- 本作の主人公となるシャーマンは男女の性別も選択可能で、若いシャーマンが徐々に成長する様子が描かれる。
- プレゼンテーションにも見られた通り、シャーマンは鷲やクマ、ウサギ、カラスなど、多数の動物と行動を共にするだけでなく、動物に乗り移り直接操作することも可能となる。なお、シャーマンは新しい動物の支配を学ぶことで、習得した動物の入れ墨が体に刻まれる。この、入れ墨はプレイヤーの能力を示す分かりやすい指標でもあり、マルチプレイヤー時にも他のプレイヤーに自身の経験を分かりやすく提示することができる。
- 本作のゲーム世界には各動物の神格が存在しており、これに謁見することで彼らの力や助力を授かることが可能。また、彼らは力の代わりに生け贄や犠牲、プレイヤーに何らかの行動を求める場合がある。
- Wildは、“○○するために、どこそこでXXを行え”といったようないわゆるRPG的構造を回避するよう努めており、ゲームプレイの選択は全てプレイヤーに委ねられる。
- 本作は、シングルプレイヤーに加え、BloodborneやDark Soulsにインスパイアされたマルチプレイヤー要素を特色としている。今のところ、マルチプレイヤーの具体的なディテールは提示されていないが、協力と対戦の境界が曖昧なオンラインプレイを特色とするほか、動物に乗り移った状態でNPCに擬態(※ ウサギに乗り移った状態で群れに交じるなど)した上で別のプレイヤーに迫る、あるいはカエルに乗り移りプレイヤーに接近し、その後より強力な動物に乗り移り直すといった、混沌としたオンラインプレイのシチュエーションが提示されている。
- 混沌としたマルチプレイヤーが楽しめる一方で、オフラインのソロプレイも可能。また、フレンドのゲームに参加したり、フレンドの招待といった基本的なソーシャル機能も実装されている。
- 本作のゲームプレイは、主人公の子供時代に始まり、周辺の世界を学びながら成長する。
- 赤ん坊のイノシシなど、ゲーム内に登場する全ての動物に乗り移ることができる。
- ゲーム内に居住する動物たちには食物連鎖的な相関が存在する。イノシシの赤ん坊は多くの肉食動物を惹きつけ、クマとして世界を駆ければ、ほとんどの動物たちが怖じ気づきプレイヤーと距離を置く。群れのリーダーに乗り移った場合には、群れの仲間達がプレイヤーの行動に従う。
- 今のところ、プレイヤーが所有可能な動物の数には制限が設けられていない。
- プレイヤーが動物に乗り移っている場合、シャーマンの体は無防備なまま危険な晒される。動物に乗り移り行動する場合には、シャーマンの安全が確保できる場所を見つけることが重要となる。
- プレイヤーが自身の目的を自ら探すオープンなゲームであるWildには、コンセプトの一部として雑多なHUDが存在しない。
- プロシージャル生成された世界は非常に広大で、製品版の仕様は未決定ながら、現在のゲーム世界は無限に広がっているとのこと。また、描画される視界の距離は8kmに及ぶ。
- ゲーム内の世界には、チェックポイントとして機能しファストトラベルが可能となる“シェルター”が存在している。
- 世界には神聖な場所が複数存在し、遠方からでも視認できることから、地図を持たない原始人達の探索を助ける道しるべとして機能する。
- こういった神聖視される場所では、プレイヤーが動物の神格を呼び出すことが可能となる。これら各動物の神格に謁見することで、該当する動物に乗り移ることが可能となる。
- それぞれの動物には固有の能力や特性が存在し、複数のインタラクションが用意されている。(例:クマは騎乗も可能だが、乗り移り直接操作することもできる)
Wild Sheep in Montpellier are hiring. An exciting opportunity, working with Michel Ancel and his talented team 🙂 https://t.co/aC9BIJFZcE
— Tom O'Connor (@tommyconker) 2018年7月18日
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