doope!

ニューゲーム＋や新たな難易度、新トロフィー、フォトモード向けの改善といった新要素を含むアップデートが配信されたInsomniac Gamesの新たな傑作「Marvel’s Spider-Man」ですが、新たにInsomniacのUIアーティストGil Doron氏が今回のアップデートにて実装されたステッカーの回転機能やD-padを利用したフォトモードのショートカットといった細かな使い勝手の改善を紹介。さらに、より多くの水たまりを求める一部のファン向けに、新規の水たまりステッカーを用意したことが明らかになりました。

We have a new patch today! Not only do we have NG+, but we added a bunch of stuff in Photo Mode, including:
stickers
frames
rotation for stickers
shortcut to Photo Mode with the D-Pad…
…and I fixed this for you 🙂 pic.twitter.com/SW7Jxrxab6

— Gil Doron (@GilFromUI) 2018年10月19日

修正しておいたよ:)と添えて紹介された“水たまり”模様のステッカーは、（余りにばかばかしい内容だったため当サイトでは紹介していませんでしたが）8月下旬に一部のユーザーやメディアがE3の映像と製品版に近いビルドの似たシーンを比較し、地面の水たまりが減ったことをダウングレードだと糾弾した騒動を、Insomniac Gamesが自らネタとして扱ったもの。これで、水たまりが足りないと憤っていたユーザーは、思う存分ニューヨークを水浸しにすることが可能となっています。

余談ながら、このダウングレードと騒がれた件については、実際のところダウングレードに相当する技術的な変化はなく、むしろキューブマップを利用したE3ビルドの水たまりを、より状況に即したキューブマップの用意やスクリーンスペースリフレクションの併用によって描写をアップグレードしただけでなく、内部解像度の向上やよりリアルなライティング（E3ビルドのスパイダーマンスーツはコーティングを施したようにスペキュラが高く、ハイライトが派手ながら、製品版はスペキュラを抑えディフューズを高めたことで布の質感が増している。さらにテクスチャ解像度は同一で、内部解像度が増していることから、相対的に製品版の方が高精細化している）によって全体的なグラフィックスの品質が向上しているほか、ストリーミングのブラッシュアップから交通量や通行人が増えるなど、全体に渡ってInsomniac Gamesが微に入り細を穿つ見事なブラッシュアップを施していたことが知られていました。

Spider-Man Graphics Comparison from r/gaming