先日、放浪者のシーズンに続く“絢爛のシーズン”の開幕が6月4日に決定した「Destiny 2」ですが、新たにBungieが5月16日分の“今週のBungie”を更新し、来る新シーズン向けに計画されている一部武器のバランス調整に関する詳細を明らかにしました。
今回の調整は、エンドコンテンツの難易度に対する影響を考慮したもので、影響の大きい調整対象には、“虫の囁き”や“ウルブズ・ロード”、“切り札”といった人気武器をはじめ、スーパーエネルギー回復能力を持つ一部のエキゾチックアーマーが含まれますので、プレイ中の方は“絢爛のシーズン”の始動に向けて調整の概要を確認しておいてはいかがでしょうか。
■ 虫の囁き
虫の囁きは放浪者のシーズンでも調整されましたが、それでもヘビーウェポン弾を無尽蔵に生成できるエキゾチック武器は非常に強力で、特定の状況下では、その他の多くの武器を無意味なものとしていました。エキゾチック武器は強力で奇抜なものというコンセプトではありますが、弾薬数に影響を及ぼすとなると、その分敵を増やして調整するしかなくなります。結果的に、虫の囁きの弾薬生成能力によって、スナイパーライフル全般が打撃を受けていました。そこで、虫の囁きの弾薬生成能力を削除し、弾薬を生成しないスナイパーライフルの性能を上げることにしました。
- 白い爪は、弾薬を生成するのではなく、予備弾薬から弾薬を補充するように変更
- 予備弾薬は18に引き上げ(特に予備弾薬に関するパークがない場合)
■ 模倣スリーパー
模倣スリーパーの跳弾ダメージ減少は、すでに一部の重要な敵に実装されています。今回はさらに、武器自体の跳弾ダメージを減少することにしました。模倣スリーパーによる1発の精密ショットと、角度をつけて敵を貫通させ、跳弾で再び敵を攻撃した場合のダメージ差が大きすぎるためです。虫の囁き同様、この特性に合わせて敵を調整しなければなりませんでした。武器自体を調整することによって、よりバランスの良い状態にすることができます。
- ボスに対する跳弾のダメージを減少
- 精密ショットの挙動を変更―合計ダメージは変わりませんが、精密ショット以外の攻撃の許容範囲を拡大
■ ウルブズ・ロード
ウルブズ・ロードは、放浪者のシーズンのショットガンへの変更によって、ダメージが大幅に増加しました。これによってウルブズ・ロードの使用率が上がったものの、「狼の解放」がキル毎に発生して弾薬消費量をコントロールし辛いというフィードバックを数多くいただきました。そこで、2つの状態を切り替え可能にして弾薬消費量をコントロールしやすくし、かつ弾薬消費量を大幅に減らしました。
- PvEでのダメージが20%減少
- 「狼の解放」パークを調整
- キルで自動的に発生しないように変更
- 今後はハードライトやボレアリスの「基本仕様」と同じように、リロードを長押しで発動
- PvEダメージと範囲ボーナスを削除し、代わりに全体的なダメージボーナスを追加
■ 切り札
切り札はDestiny 2「孤独と影」で追加されてからクルーシブルで人気の武器です。武器についているパーク数に加え、「メメント・モリ」の永続効果が組み合わさることで、他の武器に比べると優位な点が多すぎる状態でした。今後は「メメント・モリ」の効果は武器をしまうと効果も消えるので、ボーナスのために武器を構え続けるのか判断する必要があります。
- 武器をしまうと「メメント・モリ」の効果が消えるように変更
- 「メメント・モリ」のPVPダメージを減少させ、「復讐」(片目のマスク)発動中にガーディアンをダブルタップしてしまうのを防止(具体的には、耐久力4で生存可能)
- 「メメント・モリ」が6発撃つまで持続するように変更(以前は5発)
■ エキゾチックアーマー
上記の武器以外に、一部のエキゾチックアーマーも調整されます。主にスーパーエネルギーを回復できるエキゾチックアーマーが調整対象となります。そうした効果を持つアーマーが、「必須」装備のような扱いを受けつつあるからです。スーパーエネルギーを一番早く回復する手段として私たちが想定しているのは、味方のオーブ生成です。これらのエキゾチックによって、チームワークによりスーパーエネルギーを回復する仕組みを活用することなく、それを上回る量のスーパーエネルギーを個人で回復できてしまいます。
また、これらの装備は、敵が多い局面で強力過ぎる傾向にあったため、一部のアクティビティはオルフェウス・リグ、フェニックス・プロトコル、ダイア・アハンカーラの頭蓋骨などのアーマーを使用する前提でデザインされていました。つまり、ファイアチームのメンバーがこれらのスーパー・エキゾチックを持っていない場合、アクティビティの難易度が跳ね上がってしまうことになります。
こういったアーマーを調整し、元の強さは維持しつつも、高難易度アクティビティの必須装備としてではなく、有効な選択肢のひとつとして機能するようにします。
- ダイア・アハンカーラの頭蓋骨、オルフェウス・リグ、フェニックス・プロトコルのスーパーエネルギー回復量が徐々に減り、スーパーが満タンになりにくくなるように調整
- ガラノールの破片やアーサ・フリオーサは、スーパーエネルギーの獲得上限を他のスーパー・エキゾチックと同様の数値に引き下げ
- 鬼神のベストは、1~2人のガーディアンを倒した場合のエネルギーを15%から8%に引き下げ
- 3人以上のガーディアンを倒すことで、段階的にこれまでと似た数値になるよう調整
- PVEのエネルギー回復量は以前と似た数値から変わらず
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