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これまでに何度も報じられた噂を経て、先日再び新作の噂が浮上し、これを後押しするようにHTCのAlvin Wang Graylin社長が昨日中国で行われたイベントでタイトルの存在を挙げ話題となっていた「Left 4 Dead 3」ですが、その真偽に注目が集まるなか、新たにValveがIGNの確認に応じ、今回の噂が全くの誤報であり“Left 4 Dead 3”の開発は進めていないと明言しました。

今回の未確認情報に言及したValveは、直近の噂を把握していると前置きした上で、数年前に“Left 4 Dead”の次世代機版を検討したものの、何年も前から“Left 4 Dead”関連の作業は一切行っていないと明言。一部の人たちが明らかに間違った情報でコミュニティやサイトを賑わせているが、残念ながら新しい“Left 4 Dead”ゲームは開発していないと強調しています。

なお、“Left 4 Dead 3”については、前述の通りValveが（日の目を見なかった数々のHalf-LifeやPortalプロジェクトと同じく）実際に何度か実験的なプロトタイプの開発を行っており、新作に関する一連の噂は概ねキャンセルとなった計画のアセットやコンセプトアートを使い回す確度の低いものばかりでした。

余談ながら、今回Valveが声明を出すまでに至った直接的な要因の一つであるHTCのプレゼンテーション資料については、既にAlvin Wang Graylin社長が謝罪しており、Valve作品の大ファンである社長の個人的な見解として、“Half-Life: Alyx”や“Left 4 Dead”のような作品が2020年のコンシューマーVRを突き動かすタイトルになるかもしれないとの希望的な推測を記載したものだったと伝えています。

A few slides from my talk tonight… pic.twitter.com/bHegijjZW1

— Alvin Wang Graylin (汪丛青) (@AGraylin) January 17, 2020

As a huge fan of Valve & their properties, I was giving example that titles like HL Alyx/Left 4 Dead could be the types of titles that would really move the needle in consumer VR. This was just speculation on my part. I apologize to fans who may have mistook this as confirmation.

— Alvin Wang Graylin (汪丛青) (@AGraylin) January 18, 2020