昨年末に原作者アンドレイ・サプコフスキ氏とCD PROJEKTの新たな契約が報じられ、大きな話題となったお馴染み「ウィッチャー」シリーズですが、新たにCD PROJEKTの社長兼共同CEO Adam Kiciński氏が今後の取り組みに言及し、期待作“サイバーパンク2077”に続くCD PROJEKT REDの次回作が「ウィッチャー」シリーズの新作ではないかと注目を集めています。
これは、CD PROJEKTがポーランドのメディア向けに実施した説明会において、Adam Kiciński氏が今後の計画に言及したもので、氏はCD PROJEKT REDが新たなシングルプレイヤーゲームに取り組んでおり、既に明確なコンセプトを持っていると明言。“サイバーパンク2077”の完成後ほどなく次回作の開発に着手すると伝えています。
また、Adam Kiciński氏はスタジオに2つのユニバースが存在し、この世界に属するゲームを開発したいと考えていることから、計画中のゲームは全て“ウィッチャー”もしくは“サイバーパンク”の何れかだと説明。次のプロジェクトが“ウィッチャー”シリーズの新作であることを示唆しています。
Adam Kiciński氏によると、“サイバーパンク2077”発売後は最大規模の開発チームが“サイバーパンク2077”のマルチプレイヤーに取り組むほか、2番目のチームが“サイバーパンク2077”本編の拡張を担当。さらに、最も小規模なチームが前述した新たな大規模シングルプレイヤーゲームの開発に取り組むとのこと。
CD PROJEKT REDタイトルの規模と品質を鑑みれば、“サイバーパンク2077”に続く次回作の発表は少なくとも数年先になると考えられますが、アンドレイ・サプコフスキ氏との関係をこれまで以上に強化したCD PROJEKT REDが次の“ウィッチャー”にどんな展望を抱いているのか、三部作でゲラルトさんの物語を終えたシリーズの動向に改めて大きな期待が掛かるところです。
余談ながら、今週火曜に行われた報告会は“サイバーパンク2077”の出荷規模や新型コロナウイルスの影響にも触れたビジネス的なもので、レーティング審査機関への“サイバーパンク2077”提出について語ったAdam Kiciński氏によると、提出したバージョンは当然ながら最終的な製品版ではないものの、外部向けの提出に適したフルバージョンのビルドだったとのこと。また、氏は“サイバーパンク2077”に“The Witcher 3: Wild Hunt”と同じレーティングを期待していると説明しています。
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