2KとGearbox Software、マギル大学、Massively Multiplayer Online Science、カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部が提携し、人間の腸内細菌環境研究を支援するゲーム内ミニゲームとして“ボーダーランズ3”に実装された「ボーダーランズ・サイエンス」ですが、新たにGearbox Softwareが導入から約1年が経過したミニゲームの統計情報をアナウンス。200万人を超えるプレイヤーが“ボーダーランズ・サイエンス”に参加したことが明らかになりました。
マギル大学のJérôme Waldispühl教授によると、ボーダーランズコミュニティの参加は、自分たちの予測を上回るもので、この多大な貢献により、わずか1年で当初マッピングしていた微生物のDNAを84%まで解析することができたとのこと。
また、Waldispühl教授は現在パズルを通じて獲得したデータの評価を進めており、できるだけ早い段階でマイクロバイオーム研究にこの結果を反映させたいと説明。想像を上回る参加者の推移によって、当初の想定をはるかに上回る解像度で腸内環境のマップを作り上げることができるだろうと強調しています。
■ “ボーダーランズ・サイエンス”の統計情報
- 200万人のアクティブな参加者が、少なくとも1つのパズルを解いた。
- リリース以来、毎週ボーダーランズ・サイエンスに参加しているプレイヤーの上位5人が、合算で3,200時間以上の貢献を果たしている。
- ボーダーランズ・サイエンスのプレイヤーが解いたパズルの数は8,120万通り。
- ボーダーランド・サイエンスに費やした累計プレイ時間は184年。
ミニゲーム“ボーダーランズ・サイエンス”は、採取後の整理が終わっていないDNAの塩基配列を示すヌクレオチドを4人のヴォルトハンターに見立て、マッチングパズルを解くことで二つの異なる塩基配列を整列させ、類似性を見ながら併置するもので(これによりDNA解析に必要な配列アラインメントが得られる)、今のところアラインメントの論理的な評価付けが困難であることから、AIを用いた解決と訓練が困難で、人間による手作業が最も信頼性の高いアラインメントが得られるとして、ミニゲームを介した世界的な分散作業が有効である旨が報じられていました。(※ ただし、プレイヤーはこういった背景を全く気にすることなく、楽しいパズルを解くことで人類の未来に貢献しながら、経験値増やドロップ品質増といった報酬が得られます)
One year into Borderlands Science launching in #Borderlands3 and we have had over 2 million players contributing to medical research by helping map the human gut microbiome.
Thank you for playing with poop in Tannis' Lab for SCIENCE!? https://t.co/mB1mVhxMv9 pic.twitter.com/tin4FqrZIA
— GearboxOfficial (@GearboxOfficial) May 18, 2021
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