第9地区やチャッピー、エリジウムをはじめ、“ADAM: Episode 2”を含む実験的な数々のOats Studios作品で知られるお馴染みニール・ブロムカンプ監督ですが、本日IGNが監督のインタビューを公開し、なんとニール・ブロムカンプ監督が未発表のビデオゲーム開発に参加していることが明らかになりました。
これは、昨年11月に設立された新スタジオ「Gunzilla Games」にニール・ブロムカンプ監督が参加し、スタジオのチーフビジョナリーオフィサーに就任したもので、氏は今後ハリウッドと監督業で培ったスキルを活かして、スタジオのデビュー作となる次世代AAAマルチプレイヤーシューターの開発を率いるとのこと。
今のところ、Gunzilla Gamesのデビュー作に関する具体的なディテールは不明ですが、ニール・ブロムカンプ監督は自身の役割が“Elden Ring”におけるジョージ・R・R・マーティンに似ていることや、近未来Sci-Fi設定に興味があり、Remedy Entertainmentが生んだ傑作“Control”のデザインを非常に高く評価していることなどを明らかにしています。
また、ビデオゲーム開発と映画の制作における大きな違いに言及したニール・ブロムカンプ監督は、現在のビデオゲーム産業において映画的な物語をゲームに当てはめる手法の多くが、特に大規模なゲームほど顕著に間違っていると語り、自身にゲームデザイナーとしての経験がない一方で、ゲームを面白くするための専門知識は持ち合わせていると強調。20世紀後半における本と、そこにインスパイアされ主流となる文化を創造してきたテレビや映画の関係を例に挙げた監督は、今後のビデオゲームが20世紀の映画のような文化的エンターテインメントの主流になるだろうと伝えています。
また、監督は自身のビジュアルエフェクトや3Dグラフィックスに対する傾倒を振り返り、長いあいだビデオゲーム開発に軸足を置きたいと考えていたと語り(※ 元々氏の商業映画監督としてのキャリアは未完の“Halo”映画から始まったものだった)、もし今回のゲームが成功すれば、今後はずっとGunzillaにいることになるだろうと説明しています。
なお、ニール・ブロムカンプ監督がCVOに就任した“Gunzilla Games”は、Crytek Kievの元CEO Alexander Zoll氏とBlackwood Gamesの共同創設者兼CSO Vlad Korolev氏が設立した新スタジオで、ロサンゼルスとドイツのフランクフルト、ウクライナのキエフにオフィスを構え、EAやUbisoft、THQ、Crytekで活躍した開発者が多く参加しているほか、オルタード・カーボンを含むタケシ・コヴァッチ・シリーズで知られるSF小説家リチャード・モーガン、さらにAssassin’s CreedやThe Division、Far Cry、Watch Dogsシリーズの脚本を担当したベテランOlivier Henriot氏も在籍しています。
I am very excited to join @GunzillaGames !!!! https://t.co/j0GsalxY14
— Neill Blomkamp (@NeillBlomkamp) July 20, 2021
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