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本日、Firaxis Gamesが国内外の公式サイトを更新し、今年9月に迎えたシリーズ誕生30周年を祝うアニバーサリー映像を公開。今後数ヶ月に渡って、30周年を祝うサプライズや驚きのセールを用意していることが明らかになりました。

また、シリーズの父シド・マイヤー氏が自ら“あと1ターン”現象の分析や30年に渡って世界中のゲーマーに愛された“Civilization”の中核をなす魅力について語るファン必見のメッセージが公開されています。

「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」30周年記念祝典！

皆さんは30年にわたって都市を拡張し、遺産を建設し、数え切れないほどの歴史を書き換えてきました。プレイヤーの皆さんがいなければ、「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」は史上最高のストラテジーゲームシリーズになり得ませんでした。そのことに感謝して、これから数ヶ月の間、「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」のプレイヤーの皆さんが30年にわたって築き上げてきた成果を、新たな試練、楽しいサプライズ、驚きのセールで称えたく思います。

まず、「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」の創始者にして「コンピューターゲームのゴッドファーザー」こと、シド・マイヤーが、シリーズのやりがいのあるゲームデザインと抗いがたい魅力について語りました。

皆様ご注目ください – シド・マイヤーの登場です！

これまで30年の間に多くのプレイヤーが学んだように、「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」は”あと1ターン”現象で有名です。ちょっとだけゲームをプレイしようとして、気がついたときには午前2時を回っていることがよくあります。なぜプレイヤーが”あと1ターン”の魅力にとりつかれるのかという質問を、長年寄せられてきました。ゲームデザイナーとしてはこう答えます。短期、中期、長期のそれぞれの目標を、プレイヤーの頭の中で同時進行させるようにしているからです。都市を置く場所を決め、次にどのような技術や建造物、生産手段を追求すべきかを考えながら、自分の文明の大きさやどの勝利条件を達成しようとするのか、壮大なビジョンを持つことが必要になります。「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」は、新しい技術の発見、新しい大陸の探検など、常に皆さんを前進させるため目標を作り続けるように設計されています。

しかし、ゲームデザインがよかったとしても、「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」が30周年を迎えられた理由は説明しきれません。真の理由を探るには、もっと深く掘り下げる必要があると思います。この疑問に関して何よりも重要なのは、プレイヤーが「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」の何を一番楽しんでいるのか、です。 「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」のプレイヤーは他と何が違うのでしょうか？ 文化や歴史が好きなプレイヤーであるかもしれませんが、他にも歴史ゲームはあります。細部までこだわったゲームデザインを評価いただいたかもしれませんが、他にも優れたデザインのゲームはたくさんあります。

私が思うに、それは人間の根幹たる特性、人類の歩む道をより良いものにするため、創造、形成、育成したいという願望に尽きると思います。壮大なビジョンと、ビジョンを実現するためのツールを持つことです。すべてのゲームは現実でできないことをできるようにする、ある種の力への憧れをかなえるものです。例えば、魔法の力を使ってドラゴンを倒すように幻想的なものがあります。レースの際に際どいスピードでコーナーを曲がってみるなど、現実をシミュレートしつつ、身体的なリスクを取り除いたものもあります。

「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」は、戦争ではなく平和を維持することで、人々を繁栄に導けます。あるいは、芸術や文化を何よりも重視する文明を作ることもできます。宗教を開いて世界中に広めることも、気候変動を遅らせ、防ぐために行動することもできます。

この素晴らしい節目を祝うため、私たちは何よりも皆さんを主役にしたいと考えました。30年もの間、プレイヤーである皆さんがこのシリーズの主役でした。文明を形作るための力を手に入れ、より良い、あるいはより悪い世界を作り、時の試練に耐えうる、自分だけの帝国の支配者となるのです。皆さんは歴史を再現し、指導者の役割を担い、脚本を完全に書き換え、人々のためにより良い世界を築いてきました。「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」の中で、現実以上に効率的な都市を作りました。外交の達人となり、敵にとっては最大の災厄となりました。

私たちは皆さんにスポットライトを当て、皆さんが「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」で真に偉大な存在になるためのユニークな方法を提供し続けたいと思います。今日は「シドマイヤーズ　シヴィライゼーション」にとって素晴らしい瞬間であり、皆さんなしでは成しえなかった瞬間です。

偉大なる皆さんを称えましょう！