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2020年末にMadness 2.0エンジンの採用やリアルな空力シミュレーションを含むリアリズム重視への回帰を謳うナンバリング4作目の構想が報じられたSlightly Mad Studiosの「Project CARS」シリーズですが、今年に入って立て続けに3本（Fast & Furious Crossroadsと初代Project CARS、Project CARS 2）の販売終了が報じられたスタジオの動向に注目が集まるなか、本日EAがレーシングゲームポートフォリオの更新を発表。次期タイトルや長期的な成長の可能性を評価した上で、「Project CARS」フランチャイズそのものを終了させたことが明らかになりました。

これは、一部海外コミュニティでシリーズ終了の噂が流出した件について、EAの広報がGamesIndustryの確認に応じ明らかにしたもので、EAは今回の決定がライセンスIPやオープンワールドものを中心とするレーシングポートフォリオの強化に集中させるためのものだと説明。Slightly Mad Studiosのスタッフについては、“Project CARS”フランチャイズの新たな開発と投資が終了することから、EA Sports作品や他のレーシングタイトルだけでなく、EA内の様々な部門で可能な限り適切なポジションに就けるようサポートが進められるとのこと。

余談ながら、ロンドンに拠点を置く“Slightly Mad Studios”は、2019年11月末にイギリスの名門“Codemasters”によって買収され、その後は独立系スタジオとして複数のプロジェクトに取り組んでいましたが、2020年12月にEAが“Codemasters”を買収したことから、結果的にEA傘下となり、新作とスタジオの動向に注目が集まる状況となっていました。