先日、未公開映像のお披露目を含むGDCパネルの情報をご紹介した「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」ですが、2023年内の発売と進捗に注目が集まるなか、週末にロシアのソーシャルメディア“vk”経由で本作のデータ流出に関する話題が浮上。この件について、昨晩GSC Game Worldが声明を発表し話題となっています。
これは、GSC Game Worldの従業員が使用していた共同開発用アプリのアカウントがロシアのハッカーグループによってハッキングされ、「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」の開発データが流出したもので、データを入手したグループは、ベラルーシとロシア向けの対応見直しとロシア語ローカライズの再導入を要求しており、これに従わない場合、前述のデータを外部へ流出させると脅迫しています。
この件に関する声明を発表したGSC Game Worldは、ロシアによるサイバー攻撃は今回が初めてではなく、1年以上に渡って絶え間ない攻撃に耐えてきたと前置きした上で、ウクライナでは家や生活が破壊され、愛する人を失うといった、もっと恐ろしいことを数多く経験していると振り返り、このような脅迫や威嚇は全く無駄な行為だと断言。
スタジオが自身の国を支援する揺るぎない決意に変わりはなく、こういった破壊行為は今なお強い結束と勇気を持ち続けているウクライナをさらに強めるだけだと語ったGSC Game Worldは、悪が勝利を得ることは決してないと伝えています。
また、GSC Game Worldは仮にリークが生じた場合には、「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」に関する流出情報の視聴や配信を控えて欲しいと伝えており、古い素材や資料はゲームの最終的な印象を希薄にさせる恐れがあると説明。最高の体験を得るために、正式なリリースを辛抱強く待っていて欲しいと強調しています。
という事で、万が一「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」の情報が流出した場合は、可能な限り距離を置き、拡散に手を貸さないようGSC Game Worldに協力しましょう。
A message from GSC Game World team pic.twitter.com/rqRM0tFZmO
— S.T.A.L.K.E.R. OFFICIAL (@stalker_thegame) March 12, 2023
余談ながら、「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」は当初ロシア語表記を採用していた“S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl”をウクライナ語の“Chornobyl”表記に改め、ロシアとベラルーシ市場向けの販売を停止していますが、ロシアによるウクライナ侵攻以前はデジタルとリテール両方の予約販売が実施されており、昨年3月にはこの対応について以下のような情報が提示されていました。
- デジタルエディションの予約分は有効。ただし、新規の予約は受け付けない。
- リテール版は予約分も販売なし。払い戻しは予約したショップが対応。
- 予約の返金は可能。こちらは決済サービス側が対応。
一方で、ロシア国民に対するウクライナ側の情報発信を危惧していたロシア連邦政府は、ウクライナ侵攻開始からほどなくロシア国内から「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」公式サイトへのアクセスを遮断したことが報じられていました。
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