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6月に待望のお披露目を果たし、Bethesda Game Studios史上最もバグが少ないローンチを果たすとMicrosoftが豪語し話題となった期待作「Starfield」ですが、2023年9月6日の発売が迫るなか、新たにredditユーザーのasd8dhdさんが本作の各種映像等に断片的に映り込んでいるスキルツリーのイメージを200時間以上掛けてつなぎ合わせ、全体の構造とスキルのラインアップを完成させたイメージとドキュメントを公開し話題となっています。

今回のスキルツリーは、5種のカテゴリ“Physical”（肉体）と“Social”（ソーシャル）、“Combat”（戦闘）、“Science”（科学）、“Tech”（技術）に分類される計82種のスキルを個々にまとめたもので、これまでに判明している通り、各カテゴリは4つのティアに別れており、上から“NOVICE”、“ADVANCED”、“EXPERT”、“MASTER”で構成されています。

なお、本作のスキルはレベルアップ時に獲得できるスキルポイントを消費することでアンロックできますが、“NOVICE”ティアのスキルは1ポイントで解除できるものの、“ADVANCED”は4ポイント、“EXPERT”は8ポイント、“MASTER”に至っては16ポイントの消費が必要となるほか、“ADVANCED”以降のスキル取得にはレベル制限も存在しており、序盤から強スキルが取得できない仕様となっています。（※ Starfieldの最大レベルは不明ながら、これを全て取得するにはスキルポイントが300以上必要になると考えられる）

asd8dhdさんが詳細をまとめたドキュメントには、44ページに渡って現段階で判明しているカテゴリ別スキルの概要に加え、各スキルに用意される強化可能なランク1～4の効果、さらに各ランクの解除に必要なチャレンジの内容など、現段階で判明している情報が可能な限りまとめられています。

製品版の発売時にどの程度の変更が加えられるのか、今のところ詳細が分からないため、今回のリストは暫定的なものだと言えますが、「Starfield」のキャラクタービルド構築を楽しみにしている方は一度ドキュメントと併せてスキルのラインアップをチェックしておいてはいかがでしょうか。

■ 「Starfield」の“スリ”行為はリアルタイム制か

This is the first Bethesda game that features pickpocketing in real-time
by u/OkPain2022 in Starfield

また、以前に公開された開発映像の1シーンから、「Starfield」のスリが時間を一時的に止めていた従来のBethesda Game Studios作品とは異なり、リアルタイムで行われるようになるのではないかと注目を集めています。

上掲の映像には、スニークで敵の背後に迫りながら、文字通りリアルタイムでスリ/盗みを行う様子がはっきりと確認できます。

この仕様変更から、（同じく過去作では時間が停止していた）ロックピック/鍵開けについてもリアルタイム化されるのではないかとの推測が話題となっていますが、リアルタイムのロックピックについては、“ダイイングライト2 ステイ ヒューマン”が非常に緊張感のあるリアルタイムロックピックを実現しており、「Starfield」のステルスプレイがどう変化するか、さらなる続報と発売に期待が掛かるところ。

なお、本作にはスリを強化する“THEFT”と呼ばれるスキルが“Social”カテゴリに用意されており、ランク1でスリの成功率が上がるほか（※ 成功率の詳細は不明、ステルスで背後からスリをしても気づかれる場合がある？）、ランク2で相手のポケットにグレネードを仕込むことが可能に、ランク3でさらにスリの成功率が向上し、ランク4では装備中の武器が盗めるようになることが判明しています。

余談ながら、以前に当サイトでご紹介したプレビューにて、スキルの概要をある程度まとめてありますので、今回はこれを以下に再掲しておきます。

再掲：「Starfield」のスキルについて

「Starfield」のスキルは、5つのカテゴリ“Physical”と“Social”、“Combat”、“Science”、“Tech”に分類され、それぞれに16～20種程度の異なるスキルが属しています。

今のところ、スキルの進行や取得に関する詳細は不明ですが、今回の映像からは、各スキルに固有のランクが存在すること、ランクの進行が固有のチャレンジに基づいていること、ランクチャレンジを満たしたランクの強化にスキルポイントが必要になるといったディテールが確認できます。

また、映像に登場したスキルは何れも最大4ランクで、最大ランク到達時にスキルアイコンが派手に変化する様子なども見られます。

スキルの一部は前述したバックグラウンドにも含まれていましたが、スキルの紹介シーンでは以下のような戦闘系スキルのラインアップと詳細が判明しています。

• Marksmanship：詳細不明、ADS射撃関連の強化か
• Particle Beams：詳細不明、ビーム武器用のスキルか
• Rapid Reloading：リロード速度の改善。ランク4で通常の2倍の速さで武器をリロードするチャンスが得られる。ランク4のチャレンジは空のマガジンを150本リロード。
• Sniper Certification：スナイパーライフルによる攻撃の強化。ランク1はスコープ付き武器がより安定し、横揺れが少なくなる。
• Targeting：腰だめ撃ち強化か。ランク3で非ADS時の射撃精度と射程距離が大幅に改善。ランク3のチャレンジは腰だめ撃ちで敵125体撃破。
• Heavy Weapons Certification：ヘビーウェポン強化。ランク4でヘビーウェポンのADS時にダメージ耐性が30増加。ランク4のチャレンジはヘビーウェポンで敵250体撃破。
• Demolitions：爆発物強化。ランク3で爆発ダメージが30％、爆発半径が30％増加。ランク3のチャレンジは爆発物による敵125体撃破。
• Ballistics：一般的な銃弾を使用する武器の強化と思われる。ランク4でBallistic武器の射程距離が30％増加。ランク4のチャレンジはBallistic武器で敵250体撃破。また、このスキルについては各ランクの強化内容が以下のように判明している。
  • ランク1：Ballistic武器のダメージが10％増加
  • ランク2：Ballistic武器のダメージが20％増加
  • ランク3：Ballistic武器のダメージが30％増加
  • ランク4：Ballistic武器の射程距離が30％増加