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昨日、待望のゴールドが報じられ、2023年9月6日の発売がいよいよ目前に迫るBethesda Game Studiosファン待望の完全新作「Starfield」ですが、本日未明に予定通り本作のリードクエストデザイナーWill Shen氏とリードデザイナー兼ライターEmil Pagliarulo氏がファンの質問に応じるQ＆Aセッションが実施され、幾つかの興味深いディテールが明らかになりました。

• 住宅について：本作に登場する全ての主要都市にプレイヤーが入手できる“住宅”が用意されている。住宅は購入できるものに加え、特定のクエスト報酬として得られる場合もある。
• “Kid Stuff”特性について：キャラクター作成時に最大3つ選択可能な特性の一つ“Kid Stuff”（両親が健在で実家に立ち寄ることができるが、稼いだ金の10％が自動的に引き落とされ、両親に送金される）を選択した場合、ゲーム内の両親の外見に基づく主人公のフェイスが生成される。ネタバレを避けるため詳細は伏せられているものの、Emil Pagliarulo氏はファンが両親を演じた俳優を高く評価し、夢中になるだろうと伝えている。
• 主人公の背景について：ゲーム開始前、プレイヤーがどの程度キャラクターのバックストーリーを作っておくのがよいか？という質問に対し、Emil Pagliarulo氏はBethesda Game Studiosが常に新旧両方のファンのためにゲームを作っていると説明。キャラクターの背景作りを存分に楽しめる一方で、初めてBethesda Game Studios作品をプレイする人でもゲームに飛び込んで楽しむことができると強調し、全てはプレイヤー次第だと伝えている。Emil Pagliarulo氏は自身の最新キャラクターがMitch Dombrowskiという名のお人好しな宇宙トラック運転手で、身を守るためなら何でもするが、決して自分から撃つことはない、優しいハン・ソロのような人物だと紹介。本作にはこういったロールプレイを支える特性や背景があると紹介している。一方、Will Shen氏はプレイヤーの出自については完全にプレイヤーの想像とカノン次第だと説明。生い立ちのない無名のキャラクターを選ぶこともでき、何でもやってみて欲しいと伝えている。Will Shen氏は、Bethesda Game Studiosの作品がシミュレーションゲームであると同時に、ロールプレイングゲームでもあると強調している。
• 密輸について：本作には密輸品を売買するシステムが存在する。一部のアイテムは禁制品と見なされ、主要な都市にこれを持ち込むには、宇宙船用の特別なモジュールを購入し、禁制品を隠した上で、軌道上の警備船を上手く通過して密輸する必要がある。なお、売買する価格はスキルによって変化する。
• 犯罪システムについて：プレイヤーが犯罪を犯し、逮捕された場合、刑務所に入るか、罰金を払うか選択できる（もちろん、抵抗して逃げることも可能）。システム自体はFO4よりもSkyrimに近く、ゲーム内には未来の宇宙における犯罪と罰のテーマを探求したものも存在するとのこと。
• ゲーム内の時間進行について：ゲーム内の時間が進むのはアクティブなプレイ時のみ進行するか（つまりプレイヤーが寝てる間に生産とかできる）？という質問について、両氏が回答。ゲーム内の時間とシミュレーションはアクティブにプレイしている時だけ動作し、寝てる間に仕事が進むようなことはないと伝えている。
• 二重スパイについて：参加可能な勢力のクエストは全て独立して完結できる。宇宙海賊“紅の艦隊”のストーリーでは、コロニー連合の軍事部門SysDefのエージェントとなり、“紅の艦隊”を調査する潜入捜査官となるが、プレイヤーは“紅の艦隊”と“UC SysDef”のどちらを裏切るか選択できる。なお、このクエストは実在の潜入捜査官を描いたアル・パチーノ/ジョニー・デップ主演の映画“フェイク”にインスパイアされている。
• 平和的な非殺プレイについて：全てのミッションが平和的にクリアできるとは保証できないが、戦闘を回避する説得チャレンジなど、これを支援するシステムが幾つか存在しており、重要キャラクターが立ちはだかるほとんどのクエストにこのオプションが用意される。Emil氏は、プリプロのかなり早い段階で非殺傷プレイクリアを完全にサポートするかどうかについて話し合い、様々な理由から完全な実現は無理だと判明したと説明。ただし、対話や非致死武器が役立つシチュエーションも多く用意されていると伝えている。
• 入信可能な宗教について：（現実世界の未来である）“Starfield”の作品世界には、既存の宗教を含むあらゆる宗派と信者が存在しているが、ゲーム内でこれが描かれることはない。描かれるのはゲーム固有の宗教“Sanctum Universum”と“Enlightened”、“House Va’ruun”（Great Serpent）の3種となる。主な概要は以下。
  • Sanctum Universum：数十年の歴史しかない新興宗教で、信者は“Universals”と呼ばれ、神が宇宙のどこかに存在し、高次の力が人類を導いていると信じている。彼らは人類の宇宙進出や重力ジャンプ技術が神を見つけよという啓示だと考えている。
  • Enlightened：無神論者達の組織で、神の力を信じず、人間は互いに助け合わなければならないと掲げ、様々な人道支援プログラムを通じてこの教えを実践している。
  • House Va’ruun：コロニー船が重力ジャンプした際、乗客の1人が“Great Serpent”と呼ばれる天体と交信したことで誕生した狂信的な宗教。彼らは教義を信じなければ、この大蛇が宇宙を一回りした際に全てを喰らうと考えている。ゲーム内では敵としてHouse Va’ruun信者と対峙することがあるとのこと。
• 雇用可能なコンパニオンの人数について：ゲーム内には20名を超える固有のコンパニオンが登場する。うち4人がコンステレーション所属のメンバーで、深い交流と多くのストーリーが用意されている。まだ公表されていないが、素晴らしい俳優達がボイスアクトを担当しているとのこと。また、全てのコンパニオンに固有の背景があり、荷物も運んでくれる。
• クルーについて：本作には様々な役割を担うクルーが登場するが、彼らを拠点で働かせる場合、給与の支払いは1度だけで済む。このコストにもスピーチチャレンジによる交渉や特性が影響する。
• コンパニオンのスキル・パークについて：全てのクルーは特定ランクのパークを持って登場する。パークのレベルアップ要素はないが、それぞれに得意なことが異なるため、ライフルが得意なキャラクターを護衛に雇用したり、技術専門家を雇用し、船のクルーとして働かせることで重力ジャンプの範囲が広がるといった割り当てが可能。
• クエストに影響を与えた本や映画：Will Shen氏は、“Hardcore History”や“The History of Rome”を含む歴史ポッドキャストを紹介。Emil Pagliarulo氏は、スター・ウォーズ、宇宙空母ギャラクティカ、スペース1999、25世紀の宇宙戦士キャプテン・ロジャース、宇宙の7人、スペース・パイレーツといった映像作品に加え、アーサー・C・クラークやロバート・A・ハインラインの著作、さらにコンタクトやインターステラ-、2001年宇宙の旅、イベント・ホライゾンといった本格SFを挙げており、これら全ての作品が描く宇宙に謎と驚き、どんな物語でも描くことができる巨大な白紙の世界があるとして、「Starfield」向けに多種多様な物語を書いたと説明している。
• 開発者お気に入りの細部：Emil Pagliarulo氏は生活感と共存する“NASAパンク”を挙げ、サンドイッチや本、掲示板のメモ、環境ストーリーテリングを紹介している。また、タイポにこだわりがあり、ボタンも大好きとのこと。Will Shen氏は、衣装を挙げ、特に宇宙服が凄いと説明。特に今ステーションのメンバーが着用する宇宙服にはワッペンが付けられていて、このワッペンが各メンバー固有のスキルに紐付けられたデザインになっているとのこと。また、Will Shen氏もゲーム内にたくさん存在するボタンが大好きだと伝えている。
• メックについて：本作に登場するメックは（本編が始まる20数年前、2307年から2311年に掛けて行われた）コロニー戦争時代の遺物であり、コロニー戦争終結後の休戦協定によって非合法化されている。自由恒星同盟とコロニー連合の両方がメックを使用していたが、自由恒星同盟の方がメックを深く使いこなしており、コロニー連合は遺伝子操作した制御済みのエイリアン獣に重きを置いていた。

Frontier made real? We partnered with @donttrythis and the team at @Testedcom to see if they were up to the task of bringing #Starfield's ship to life.

Check out Episode 1 on YouTube: https://t.co/jt3F8v2DUT pic.twitter.com/4bTkeEO4E9

— Starfield (@StarfieldGame) August 16, 2023

Starfield

『Starfield』は、『The Elder Scrolls V: Skyrim』や『Fallout 4』を手がけ、数々の賞に輝いたBethesda Game Studiosが、25年以上の時を経て発表する完全新規フランチャイズです。宇宙を舞台とした次世代型RPGである本作で、思いのままにキャラクターを作成し、人類最大の謎を解き明かすために、かつてない自由度を誇る壮大な冒険へと旅立ちましょう。

西暦2330年。人類は太陽系をはるか離れ、新たな惑星を開拓しながら、宇宙を旅する時代を迎えます。Bethesda Game Studios史上最も壮大かつ野心的な本作で、銀河中を巡り貴重なアーティファクトを探し求める最後の宇宙探検家集団「コンステレーション」の一員となり、広大な宇宙を目指しましょう。

■ あなただけの物語

『Starfield』では、あなたのキャラクターが描く物語こそが何よりも重要です。外見をカスタマイズし、キャラクターの背景と特性を決定したら、自分だけの冒険を始めましょう。経験豊富な探検家、魅力的な外交官、人目を避けて行動するサイバーランナー、あるいは、まったく違う誰か。どのような立場を選び、何者となるかはあなた次第です。

■ 外宇宙を探検しよう

星から星へと巡りながら1,000を超える惑星を探検しましょう。賑やかな都市や危険な拠点、自然のまま残された荒涼地帯があなたを待っています。魅力的なキャラクターや仲間たちと出会い、さまざまな勢力の物語に足を踏み入れながら、有人星系の各地でクエストに挑むのです。いつでも新しい物語や体験が待っています。

■ 理想の船を指揮しよう

理想の船を操縦し、指揮を執りましょう。船の外観を自分好みにカスタマイズしたり、武器やシールドを含む重要システムを改造することが可能です。クルーを配置すれば固有のボーナスも得られます。宇宙の最果てを舞台に、危険と隣り合わせの空間戦に挑み、発生するランダムミッションを乗り越えながら、時にはスターステーションにドッキングしましょう。また、乗り込んで奪った敵の船は、あなたのコレクションに加えることができます。

■ 発見、収集、建設

惑星を探検すれば、薬や食料、装備、武器など、あらゆるものの作成に必要な動植物や資源を発見できます。クルーを雇って、建築した拠点に資源抽出システムを構築しましょう。貨物リンクを確立すれば、拠点間で資源を転送できます。また、資源を研究プロジェクトに投入すると独自のクラフトレシピが解除されます。

■ 戦いに備えよう

宇宙には危険がつきものです。洗練された戦闘システムには、あらゆる状況に対処するための手段が用意されています。遠距離ライフルやレーザー兵器、爆発物など、各武器タイプをプレイスタイルに合わせて使い分けましょう。無重力環境は予想だにしない混沌を戦闘にもたらし、ブーストパックによって、かつてなく自由な機動を実現しています。