本日、かつてモスクワで活動していたロシアのデベロッパ“Odd Meter”とThis War of Mineで知られるパブリッシャー“11 bit studios”が新作アドベンチャー「INDIKA」をアナウンスし、ロシアのウクライナ侵攻を批判し故郷を離れることになった“Odd Meter”が19世紀末のロシアを舞台にロシア正教会の若き修道女“INDIKA”を描く三人称視点のアドベンチャーゲームを開発していることが明らかになりました。
「INDIKA」は、宗教的ビジョンと厳しい現実が衝突する架空の超現実的ロシアを舞台に、悪魔サタンと旅することになった修道女の物語を描くストーリー重視のアドベンチャーゲームで、宗教や権威をテーマに善悪の二面性や絶対的存在の不在、罪と悲しみ、道徳的なジレンマ等を通じて特定の社会規範に挑戦するようなアート作品となっています。
また、発表に併せて、祖国を離れゲーム開発を続けている“Odd Meter”の創設者Dmitry Svetlow氏が、ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難し、ロシア国内で政権と侵略を非難することのリスクやロシア正教会と自身の深い繋がり、ロシア正教会のプロパガンダに対するジレンマ、11 bit studiosが手をさしのべた支援など、「INDIKA」の誕生と開発に不可欠だった取り組みについて語るアナウンストレーラーが登場しており、2024年Q1の発売を予定している「INDIKA」の収益の一部をウクライナ侵攻によって被害を受けた子供達の支援に充てることが判明しています。(※ Odd Meterは14名在籍する開発者のうち、Dmitry Svetlow氏を含む10名が出国済みで、現在はカザフスタンのアルマトゥイで活動中)
19世紀ロシアの伝統的な建築や濃厚なロシア・アヴァンギャルド的アプローチも非常に興味深い「INDIKA」のアナウンストレーラーは以下からご確認ください。
INDIKA
■ 特徴
- ダークユーモアのセンスが光る、ストーリー重視の三人称視点ゲームをプレイ
- 若き修道女インディカの自分探しの旅に同行
- インディカの思いがけない旅の仲間、悪魔サタンに出会う
- 歪んだ鏡に映るロシアの超現実的な風景を旅する
- 宗教や権威というテーマに取り組み、それらがどれほど人を束縛しているかを学ぶ
■ 普通でない修道女に会う
『インディカ』は、宗教的ビジョンと厳しい現実がぶつかり合う奇妙な世界を舞台にした三人称視点のゲームである。これは、一人の若き修道女が、角の生えた一風変わった仲間とともに、自分探しの旅に出る物語だ。
外見上、インディカは困難で単調な修道院生活に適応しようとする典型的な修道女に見えるが、謙虚で無邪気な外見に騙されてはいけない。この少女は、悪魔サタンそのものという、とてもありえない知り合いを作ってしまったのだ。
インディカは悪魔サタンとの奇妙なつながりをきっかけに、修道院の安全な塀の外へと使いに出る。彼女が発見する世界は、ドストエフスキーやブルガーコフの小説そのままの、喜劇と悲劇の荒唐無稽な組み合わせとしか言いようがない。
■ 何でもありのインディーゲームを楽しもう
宗教的信念は私たちをより良い人間にするのか、それとも単に私たちを束縛するためにあるのか?私たちの人生を支配する人たちは、本当に私たちが耳を傾けるべき人たちなのだろうか?インディカは、人生を定義する大いなる冒険を終える前に、それらを含む答えを見つけなければならない。
以前はモスクワに拠点を置き、現在はカザフスタンで活動している小さな独立系スタジオ、Odd Meterによって開発された『インディカ』は、プレイヤーに批判的思考を促すと同時に、物事を面白くするためにカオスの側面もある。『インディカ』は、2024年に発売される予定だ。”
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