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先日、国内外で待望の公開を果たし、世界的な盛り上がりを見せているドラマ「Fallout」ですが、目を疑うほどの見事な映像化やシリーズの精神をしっかりと宿した過剰な再現ぶりに多くのファンが沸き立つ一方、（ネタバレを避けるため詳細は伏せますが）旧シリーズを含むロアに詳しい一部の熱心なファンのあいだで、幾つかの矛盾と思しき細部の描写を元に、Bethesda Game Studiosが旧シリーズを含む非BGS作品を正史扱いしていないのではないかという疑念の声が上がる状況となっています。

これは、カノン扱いとなっているドラマ版における、とあるロケーションの場所や一部シーンに明記された年代、エンディングの内容から浮上しているもので、一部ファンの主な懸念はObsidian Entertainmentが開発を担当した傑作「Fallout: New Vegas」が（ひいては初代「Fallout」と続編「Fallout 2」についても）現行シリーズの正史から外されているのではないかというもの。

今のところ、（確かに食い違う部分があるようにも感じられるが、決して確定的というわけでもない）一連の懸念が単なる間違いなのか、意図的な翻案なのか、それとも入念に構築された仕込みの一部なのか、その詳細は不明ですが、この話題についてBethesda Game Studiosのデザインディレクターで“Fallout 3”と“Fallout 4”のリードデザイナー兼ライターを務めたベテランEmil Pagliarulo氏がファンの質問に回答。「Fallout: New Vegas」は当然ながらシリーズの正史の一部であり、これまでに正史ではないと言ったことは一度もないと強調しています。

旧シリーズとFallout: New Vegasをプレイ済みで、あれ？と思い当たる方は、あの人の登場やあの描写、とあるシーンの表記や出来事を、「Fallout: New Vegas」が“カノン”であるという事実を念頭においた上で、色々な妄想を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Of course it is. We've never suggested otherwise.

— Emil Pagliarulo (@Dezinuh) April 11, 2024