昨晩、GBA用のアクションプラットフォーマー“Kien”や“Fantasy Kommander: Eukarion Wars”といった作品で知られるイタリアのインディデベロッパ“AgeofGames”が、次回作となる新作「Homini et Armi: The End of Knights」をアナウンスし、15世紀の経済・軍事文書を素材化して用いるルネサンステーマの中世ターンベースストラテジーゲームを開発していることが明らかになりました。
「Homini et Armi: The End of Knights」は、15世紀イタリアのフィレンツェやヴェネチア、ローマを舞台に、ルネサンス初期における傭兵の戦いを描くストラテジーで、前述した現存する文書を用いるアセットやイタリア戦史学会の協力を得たバトルシステム、当時の言語を字幕付きで再現するアプローチ、歴史的な調査に基づく過剰にオーセンティックな取り組みを特色としており、発表に併せてその片鱗が窺える見事なアナウンストレーラーが登場しています。
Homini et Armi: The End of Knights
15世紀の未発表の経済・軍事文書を直接素材として使用した、近年解明されたルネサンス史の一部を体験できる史上初のビデオゲームです。真の歴史の貴重な断片を発見できる、複雑なターン制戦術バトルがプレイできます。
あなたは「幸運の中隊」の中隊長。陣営での会話や戦略的局面、あるいは史実世界の地図上で、イタリア半島の新興地域国家からどの契約や任務を受け入れ、拒否するかを選択しながら、自らの道を歩んでいきます。
『Homini et Armi: The End of Knights(騎士の終焉)』は、中世史、ゲームデザイン、美術の専門家チームによって開発されました。綿密な調査に基づく臨場感あふれるこのゲームでは、最近になってようやく解明された15世紀の素材から、騎士、傭兵、貴族、使用人たちの物語が生き生きと描かれます。
六角形のバトルフィールドと、偉大な画家パオロ・ウッチェロが描いた有名な絵画『サン・ロマーノの戦い』からインスパイアされた数多くの個性的な部隊が、ルネサンス初期における戦争の歴史の基本的な構造を象徴的に再現します。このプロジェクトを進めるために研究され書写された会計帳簿の中で名前が挙げられている、歴史上の多くの「脇役」たちも登場。彼らの忘れ去られた魅力的な物語を発見する機会となると同時に、あなた自身の物語も豊かに彩ります。
■ コンドッティエロになって、600年以上前に書かれた傭兵たちの物語をたどる
Homini d’Arme(軍隊)の隊員たちを率いて挑むのは、壮大な戦いや栄光とは程遠い、困難な戦い。なぜなら、軍隊はあなたのように戦争で金を稼ぐ多くの傭兵隊長からなり、維持に莫大な費用がかかるため、政治的・外交的妥協が必要だからです。
地政学や傭兵という職業を考慮し、どの契約、戦闘、任務を引き受けるか、誰を雇うか、いつ、どのように部隊をアップグレードするかなどを選択する必要があります。どんな同盟国でも、どんなに親しい友人でも、いつかは敵になる可能性があるのです。
SISM(イタリア戦史学会)との密な協力により開発された「Archangelous」バトルシステムにより、偉大な古典的卓上戦争ゲームにインスパイアされた象徴的な戦術シミュレーションがいきいきと展開。ターン制というジャンルで現在から過去へとタイムスリップしたような、非常に満足度の高いゲーム体験を生み出します。
実在の歴史上の出来事や人物にインスパイアされた奥深いストーリーの中で、伝説的なコンドッティエロや、狡猾な政治家、影に隠れた謎の人物に出会い、ルネッサンス期のイタリアの新興地方国家間の同盟と対立の複雑な網の目を切り抜けていってください。
■ かつてないルネサンス世界の物語を体験
ゲームのストーリーの舞台となるのは、特に戦いの前後。対話形式や書簡形式の様々なフェーズで構成されているほか、いくつもの歴史的テーマを自由に探索する機会もあります。あなたがストーリー展開の部分で下す決断は、経済・経営・軍事分野に影響を及ぼし、またその逆もしかりです。
太陽降り注ぐトスカーナの丘から、フィレンツェ、シエナ、ミラノ、ヴェネツィア、ローマ、ナポリの賑やかな通りまで、Homini et Armiはルネッサンス時代の芸術、文化、政治を巡る旅へと誘います。細部まで作り込まれたゲーム世界と、600年前に書かれた会計帳簿や書簡から最近解釈されたエピソードにより、いにしえのリアルな感情や隠された秘密を体験し、同盟を結び、過去の謎を解き明かすことになるでしょう。
霧がかった歴史と傭兵部隊の忘れられた物語の中で、Homini et Armiは「騎士道の夢」の終焉を、中世のたそがれ時から、かつて尊敬された騎士の役割を終わらせる運命の流れまで扱います。このようにHomini et Armiの物語は、戦争の渦に引きずり込まれ、永遠に戦うことを余儀なくされた人間たちの生々しい存在を、剣と槍のぶつかり合いが今なお響き続ける、終わりなき戦いの歴史的記憶のささやきの中に描き出すことを意図しています。
■ 全く新しい言語的没入感
このゲームでは、現代イタリア語・15世紀イタリア語をはじめとして、英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語、そして15世紀当時のそれぞれの言語といった、イタリア・ルネサンス時代の言語オプションが用意されており、もちろんすべて字幕付きです。ルネサンス時代のイタリア語やシェイクスピア英語でプレイすれば、よりリアルにゲームを楽しむことができます。言語選択に関するチュートリアルも用意されています。
■ ゲームの特徴
- ルネサンス初期のイタリア半島で「自由会社」のリーダーとして経営に携わります。
- 戦史学者と共同開発したシミュレーションシステム「Archangelus」バトルシステムをベースに、熾烈で中世らしい雰囲気満点の複雑なターン制バトルを繰り広げます。
- それぞれの傭兵部隊は固有の背景を持つ 「コンドッティエロ」 を持ち、個性的で、視覚的にも特徴やスキルの組み合わせも絶え間なく変化します。
- 現代語とルネッサンス時代の言語が使用可能で、英語またはシェイクスピア英語、イタリア語またはルネッサンス時代のイタリア語などでプレイできます。
- イタリア半島に存在する傭兵部隊は、プレイヤーが直接管理する一族の部隊を除いて、すべて味方にも敵にもなります。誰をいつ自軍に加えるかを賢く選択しましょう。
- 多面的でダイナミックなストーリーテリング形式の中で物語の展開を選択すると、これが戦闘から戦闘へとプレイヤーを導き、経験に深みを与え、また15世紀の実際の歴史的文書を登場させます。
- 戦闘に影響を及ぼす様々な種類の地形を経験していきます。
- このゲームは、文化遺産の保護と没入感のある体験の創出を目指し、歴史・文学・デジタルエンターテインメントを融合させています。
- 歴史的に再現された15世紀のイタリア語や、史実に基づいて解釈された中世ヨーロッパのさまざまな言語を聞いたり読んだりすることができます。
- 歴史に忠実に再現された何時間にもわたるサウンドトラック。
- ゲームのジュアルはパオロ・ウッチェロの作品、特に『サン・ロマーノの戦い』をイメージしています。
■ 当社について
上の説明や私たちのウェブサイトから、私たちは大企業で、とても(あるいはあまりにも)真面目でアカデミックだと思われるかもしれません。しかし実際は、昔と同じように今も独立した小さな集団であり、現在はそのほとんどが自称「無愛想な昔気質の古ゲームおたく」で、ロールプレイング・ゲーマーでもあります。私たちにとって、独立しているということは、常に何かに苦労していて、めちゃくちゃで、地獄のような日々を過ごしているということです。
私たちは、あらゆるものや人(自分自身でさえも)と対立することが多く、混沌とした世界に立ち向かおうとする絶望的な戦いのようなプロジェクトに取り組んでいます。私たちは、歴史と文化はゲームであり、その逆ではないと信じています。間違うこともあるでしょうし、創造的なプロセスにも限界があるかもしれませんが、作品は魂を込めて制作しており、ありふれた宣伝文句に惑わされない、深みや意味を求めるプレイヤーの存在を常に信じています。
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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