2022年12月の有料版ローンチを経て、今年1月下旬に待望のアドベンチャーモード正式実装を果たした「Dwarf Fortress」ですが、新たに本作の開発を率いるTarn Adams氏が最新の進捗報告“Tarn Time”映像を公開。アドベンチャーモード完成後の取り組みについて、幾つかの新情報を明らかにしました。
- アドベンチャーモードについて:アドベンチャーモードの実装によって、一先ず有料版のゲーム全体が完成を迎えた。後述するアドベンチャー用サイト建設やレジェンドモード用マップなど、幾つかの作業が残っているが、こちらもまもなく完成する予定。
- Luaベータ:現在、SteamのExperimentalブランチ経由でベータ版のLuaアップデートを配信中。これにより、ゲーム内オブジェクトを定義するテキストファイルとプロシージャル生成用コードのスクリプト化が可能となる。手続き生成型クリーチャーの変更も可能となり、MOD制作を開始する絶好の機会となっている。
- 定期パッチ開発の再開:アドベンチャーモードが完成したため、従来の定期パッチによる改善・機能拡張が再開される。既に以前使用した素材を簡単に選択できる機能や、長方形をドラッグする際の寸法表示、木から摘んだ果実のビジュアル化を含むグラフィックス改善などが出来上がっているとのこと。今後の定期パッチは、数週間おきに導入される予定。
- 包囲戦の改善:小さな掘作りやドアのロックなど、包囲戦における幾つかの攻略法をゲーム側が克服する能力を導入する予定。敵は計画と学習を行うようになり、建設や破壊、掘削等が可能となり、一部機能はプレイヤー側にも提供される。
- アドベンチャーモード用のサイト建設:アドベンチャーに通常モードと同等のサイト(拠点として所有可能となるロケーション)建設機能が導入される。これに伴いクラフト機能が拡張され、現状の各種居住地にも適用される。これにより村のミードホールや邸宅の所有が可能となる。
- 地下マップの改善:現行のFortressモードには、3つの広大な地下層が存在するが、外観が似通っているため、新たな外観が用意される予定。
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