かつてBethesda Game Studiosでリードプロデューサーとして活躍したJeff Gardiner氏が設立し、元Obsidian EntertainmentのRobert Land氏やAkil Hooper氏、元BioWare AustinのJessica Sliwinski氏、元Bethesda Game Studiosの名クエストデザイナーWill Shen氏など、名だたるベテラン達が在籍するスタジオ「Something Wicked Games」のデビュー作としてアナウンスされ、2022年から開発が進められている新作オープンワールドファンタジーRPG「Wyrdsong」ですが、しばらく続報が途絶えているスタジオと新作の動向に注目が集まるなか、新たにJeff Gardiner氏がスタジオの規模縮小を報告。プロジェクトのキャンセルには至っていないものの、「Wyrdsong」の将来が非常に厳しい状況にあることが明らかになりました。
これは、PC Gamerのインタビューに応じたJeff Gardiner氏が明かしたもので、2022年にNetEaseから調達した1,320万ドルの資金をもとに、約70人のチームで“Wyrdsong”の開発を進める予定だったものの、上手くいかず。近年のビデオゲーム業界を席巻する厳しい状況下で、スタジオと計画を維持する新たな資金が得られず、“Wyrdsong”の開発期間を延長するための試みとして、昨年3月に従業員の大部分を解雇し、残ったチームで“Wyrdsong”のビジョンと規模を縮小。当初予定していたオープンワールドを廃し、ゾーン構成のRPGとなる2番目のプロトタイプ開発を行ったと明らかにしています。
Jeff Gardiner氏は、最小限の開発チームで“Wyrdsong”の開発を継続するためのさらなる投資やパブリッシング契約を得るため、懸命に取り組んでいるものの、現時点で新たな投資は得られておらず、状況は非常に厳しいと説明しています。
なお、The Outer WorldsのデザインディレクターやFallout: New Vegasのレベルデザイナーを務めたSomething Wicked Gamesの共同設立者Charles Staples氏は、Something Wickedを去り“Disney”に参加したほか、Starfieldのリードクエストデザイナーを務めたWill Shen氏もまたSomething Wickedを去っており、現在は“Subnautica”で知られるUnknown Worlds Entertainmentのリードデザイナーに就任しているとのこと。
今のところ、“Wyrdsong”の現状や今後の見通しは不明ですが、2022年8月のアナウンス時には、本作が12世紀のポルトガルを舞台とするオカルトテーマのファンタジーRPGで、テンプル騎士団の神秘的な起源を扱うことが報じられていました。
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