昨年末のThe Game Awards 2024にて、シネマティックトレーラーのお披露目を果たし、逞しく成長したシリの姿と驚異的なビジュアルが話題となった人気シリーズ最新作「ウィッチャーIV」ですが、既に本格的な開発が始動している最新作の動向に大きな注目が集まるなか、本日未明にCD PROJEKTが2024会計年度の業績報告を実施し、来る「ウィッチャーIV」の発売時期が少なくとも2027年以降となることが明らかになりました。
これは、今後の財務目標や投資者向けの質疑応答から浮上したもの。財務目標については、2026年末までに「ウィッチャーIV」を発売する予定はないものの、FY2026の高い財務目標の達成に向けて邁進しているとの報告があったほか、質疑応答については、CD PROJEKTのCFO Piotr Nielubowicz氏が「ウィッチャーIV」の発売時期に関する質問に応じ、まだゲームの発売時期を発表する予定はないと前置きした上で、2026年12月31日までに発売されることはないと明言しています。
余談ながら、今回のカンファレンスコールでは、CEO Michał Nowakowski氏が生成AIの活用について見解を述べており、(予てからの発表通り)CD PROJEKT内でAIソリューションの潜在的な利用方法を模索する研究チームを立ち上げ、独自のAIモデル開発も進めていると語ったMichał Nowakowski氏は、こういった取り組みが必ずしも生成AIに焦点を当てるものではないと語り、生成AIについては知的財産権の所在を含む極めて複雑な問題が残されていると説明。こういった背景から、「ウィッチャーIV」を含む近い将来のタイトルに生成AIを用いることはないと伝えています。
なお、CD PROJEKTのFY2024については、大作のリリースがない会計年度として過去最高の純利益(全体でグループ史上3番目となる約4億7,000万ポーランドズウォティ、およそ182億6,700万円)を記録し、“サイバーパンク2077”がこれを牽引したことが報じられています。
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