先日から、女性と女児の性的搾取に反対するオーストラリアの非営利人権団体“Collective Shout”が進めている反ポルノキャンペーンによる、Steamやitch.ioの(極めて曖昧かつ恣意的な)NSFWコンテンツ規制が大きな話題となっていますが、新たにGOGが公式サイトを更新し、ビデオゲームの検閲そのものに抗議する独自のキャンペーン「FreedomToBuy.games」を始動。多数のパブリッシャーと協力し、販売停止の危機に瀕する13作品の48時間限定無料配布を開始しました。
“FreedomToBuy.games”は、クリエイティブの自由とビデオゲームの保存、ビデオゲーム歴史を守り、検閲に対する意識を高めることを目的に立ち上げられたキャンペーンで、GOGは「検閲が、購入できるゲームを静かに決定している。我々はこれに反撃する」と掲げ、今幾つかのゲームが法律を破ったからではなく、誰かが不快で存在すべきではないと判断したことで姿を消しつつあると述べ、不快感を理由に作品が販売停止になってしまえば、これを復活させることは桁違いに難しくなると強調。今ここが決して後退を許してはならない瀬戸際であることを強調しています。(※ これは予測的な警鐘ではなく、まさしく今日のitch.ioが悪戦苦闘している現実だと言えます)
GOGが警鐘を鳴らす“法律を破ったからではなく、誰かが不快で存在すべきではないと判断したこと”による販売規制に対して、現行の規制に参加している大手決済代行業者は何れも「違法な作品の販売は許容できない」と、規制対象が合法ではないことを主張していますが、現在販売プラットフォームやクリエイターが対応を求められている決済関連の利用規約は、何れも個別対応・検証が避けられない、恣意的な運用が可能なもので、各地域や国の法ではなく、感情や思想で決済を封じるという規制にビデオゲーム産業がどう立ち向かうのか、或いは迎合し、表現を漂白していくのか、GOGの抗議を含む事態の動向に改めて注目が集まるところ。
GOGの抗議に賛同する方は、キャンペーンに参加し、危機に瀕する作品の可視化と保存に協力してはいかがでしょうか。
■ FreedomToBuy.gamesの無料配布タイトル
- POSTAL 2
- Agony + Agony UNRATED
- Leap of Love
- Being a DIK – Season 1
- Leap of Faith
- House Party
- HuniePop
- Lust Theory
- Treasure of Nadia
- Summer’s Gone – Season 1
- Fetish Locator Week One
- Sapphire Safari
- Helping the Hotties
■ FreedomToBuy.gamesの参加スタジオ・パブリッシャー
- Dr PinkCake
- Running With Scissors
- DriftyGames
- Eek! Games
- HuniePot
- Inceton games
- NLT Media
- Madmind Studio
- ViNovella Games
- xRedGames
- Kinky Fridays
- OceanAVN
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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