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Origin Systemsを設立し、Ultimaの父として知られるロード・ブリティッシュことリチャード・ギャリオット氏ですが、3月1日に氏が地球上で最も深いマリワナ海溝の最深部“チャレンジャー海淵”に到達し、人類史上で初めて地球の北極と南極、1万メートルを超える最深部、そして宇宙を訪れた人物となったことが明らかになりました。

リミティング・ファクター号で地球の最深部に達したリチャード・ギャリオット氏によると、36,000フィートに及ぶ潜行には4時間を要し（海底の調査と揚収を含む全行程は12時間）、深海で極限環境微生物やマイクロプラスチックの調査に必要なサンプルの採集をはじめ、国際宇宙ステーションに続く最難関のジオキャッシュ設置を行ったほか、チャレンジャー海淵では以前に中国の調査隊が残したゴミを発見したとのこと。

また、リチャード・ギャリオット氏の親友で数々の探検を共にしているVictor Vescovo氏がチャレンジャー海淵の興味深い映像を公開しています。

Video of the Limiting Factor submersible cruising above the shattered rocks of the Challenger Deep, Pacific Plate side. We looked for something to pick up but they were all too big. More exploring hopefully tomorrow on the Filipino Plate side. pic.twitter.com/oJ4sVFKYWf

— Victor Vescovo (@VictorVescovo) March 2, 2021

なお、チャレンジャー海淵に設置されたリチャード・ギャリオット氏のジオキャッシュは、15cm四方のチタン板で、ジオキャッシング用のナンバーに加え、秘密の言葉が刻まれており、1週間程度で公開される予定とのこと。