リリースが目前に近づいてきたスーパーストリートファイターIV、多くの格闘ゲームファンの期待を背負った期待の続編ですが、ストリートファイターIVは今作で完結である事がプロデューサーを努める小野義徳氏の口から先日明らかにされました。
そんな中Videogamer.comが小野氏にインタビューを行い、各プラットフォームがモーションコントローラーを登場させる中、モーションコントロールを用いたストリートファイターシリーズの可能性について語られています。
小野氏はWiiの登場以降モーションコントロールについて興味を持っている事を明らかにし、現在のストリートファイタースタイルの複雑なバランスの上に成り立つ対戦タイトルにモーションコントロールが有効ではない事を述べつつ、カジュアルな“ストリートファイターFIT”や”ストリートファイター・エクササイズ”の可能性はあると発言しています。
ヒット確認からのコンボやセービングキャンセルを自在に操るハードコアなファンにとってみれば鼻であしらう様な内容かもしれませんが、小野氏は上記のようなアイデアにより格闘ゲームに多面的に存在する高い敷居を下げたいと考えているようです。
ストイックな格闘ゲームの極北とも言える存在となったストリートファイターIII 3rd STRIKEは多くのファンからコアな支持を集めましたが、同時に敷居の高さから一見さんお断りの雰囲気をありありと出していた事も事実です。
ストリートファイターIVのリリースによりかつてのスト2ファンが一定数復活した形になりましたが、小野氏はさらに格闘ゲームをプレイしない層へのアピールをどうやって行うべきかをこの先数ヶ月の課題として考えているそうです。
小野氏はコアなファンとカジュアルプレイヤーが何らか繋がって共存できるようなタイトルを実現したいと語っています。確かにウメハラ氏やジャスティンなど象徴的なプレイヤーと共にカジュアルなプレイヤーも同じく楽しめるストリートファイターが実現する事があれば、これほど楽園的なタイトルは無い様に感じます。見事な完全復活を果たしたストリートファイターシリーズの灯が今後も続いていくよう期待したいと思います。
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