先日、新たな発売日が2025年2月14日に延期となった人気シリーズ最新作「Assassin’s Creed Shadows」(アサシン クリード シャドウズ)ですが、安土桃山時代の日本が舞台となる野心作の進捗と仕上がりに期待が掛かるなか、新たにシリーズを統括する責任者Marc-Alexis Coté氏が年々捨て置かれているような状況に陥っているシリーズの現代パートに言及。来る「Assassin’s Creed Shadows」が近年の不完全な現代パートをリブートする抜本的なテコ入れを行い、今後のストーリー的な進化と成長の基盤を担う作品になると語り注目を集めています。
これは、週末にロンドンで開催されたBAFTAイベントに出席したMarc-Alexis Coté氏が言及したもの。“Assassin’s Creed”の誕生時には、真に大胆かつ革新的なナラティブ構造や歴史上の出来事と絡むデズモンドを中心とする現代パートのストーリーアークが存在したと語ったMarc-Alexis Coté氏は、デズモンドの死によってクリエイティブの岐路に立たされたと振り返り、デズモンドの壮大な物語を終わらせることが非常に困難な決断だった一方で、その後の現代パートにおけるストーリーは基盤となる足場を見つけることに苦戦したと説明。
レイラの登場後は、物語のスコープがイスのアーティファクトを巡る勢力間の争奪戦に集約され、タイトル毎にリードスタジオが異なる開発サイクルも相まって、現代パートの物語がより散漫で一貫性がなく、繰り返しが多くなりがちな状況に陥ったことで、当初フランチャイズの中心にあった、歴史の探求から焦点がずれてしまったと語った氏は、このアプローチが重なることで、現代パートに対する関心が徐々に薄れ、従来の絶対に欠かせない要素ではなく、むしろサイドクエストのように感じられるようになってしまったと、近年の取り組みを分析しています。
10年以上に渡って続いたこの停滞の背景を明かしたMarc-Alexis Coté氏は、Ubisoftの新しい目標が歴史をプレイヤー体験の中心に戻すことだと語り、今後の現代パートは歴史の旅を覆い隠すのではなく、過去の物語をより強化するための役割を担うと明言。過去と現在の間に意味のある対比を用意することで、かつての“Assassin’s Creed”が持っていたバランスを取り戻すと強調し、現代パートに記憶やアイデンティティ、自律性といった深いテーマを用意し、過去が現在をどう形作るか、過去を制御することが、未来にどんな影響を与えるのか、物語と歴史の新しいレンズを通して、自由と支配、知識が持つ力、個人と協調の間に存在する葛藤といった現代の問題を掘り下げると伝えています。
今のところ、「Assassin’s Creed Shadows」の現代パートに関する具体的なディテールは不明ですが、シリーズにはまだ謎に満ちた仕込みが幾つか残されており、どんな(或いはいつ?の)“現代”を描くのか、来年2月のシャドウズ発売に大きな期待が掛かるところです。
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