UPDATE:6月11日21:25
スクリーンショットとコンセプトアートを追加しました。
昨年のE3で発表されたTHQの「Homefront」、2027年を舞台に北朝鮮が国力を増しアメリカ本土への侵略を行うという恐ろしくチャレンジングな本作のシナリオは、映画「地獄の黙示録」の脚本で知られるJohn Milius氏が手掛けており、今回ご紹介する映像を見ても判る通り只の突飛なアイデアではない緻密さを見せています。
映像に描かれた歴史のifは次の様になっており、この年表の後2027年からゲーム本編が描かれる事となります。
- 2011年:北朝鮮の核の脅威が明確な物に
- 2012年:北朝鮮の金正日氏が死去
- 2012年:3男の金正雲(キム・ジョンウン)が最高指導者として就任、経済や産業などを通じて朝鮮半島の統一の意志を国連で発表
- 2013年:韓国を併合し朝鮮半島を統一、朝鮮共和国となる
- 2015年:アメリカ経済危機
- 2017年:ドル暴落
- 2018年:朝鮮共和国軍がアメリカに対し侵攻を開始
- 2018年:日本が朝鮮共和国と同盟
- 2022年:アメリカの経済システムがほぼ崩壊
- 2024年:朝鮮共和国の併合がアジアへと拡大
- 202X年:朝鮮共和国が軌道衛星からアメリカに対し大規模なEMP攻撃
- 202X年:朝鮮共和国がハワイ占領
- 202X年:朝鮮共和国軍がサンフランシスコを制圧
- 202X年:米国軍崩壊
本作は上述の歴史を経た2027年のアメリカが舞台で、核武装した朝鮮共和国のEMP攻撃により陥落し、インフラも崩壊した凄惨な状況のアメリカが描かれます。Joystiqによると本作の著しい特徴としてディテールに満ちた環境を挙げており、Homefrontのオープニングシーンでは、手入れのされていない植物や汚れた装備品などがまさに”生きていた”事が感じられるクオリティで、その描写だけで本作の物語が複雑である事を伝える物であったと記しています。
またデモプレイでは本作が豊富なスクリプトシーケンスやセットピースが法外に素晴らしかった事が述べられており、リモコンミサイルを搭載したGoliath戦車の登場が確認されたとの事。
本作の開発を担当するのはTHQのKaos Studiosでリリースは2011年の予定。対応プラットフォームはPCとXbox 360、PS3となっています。昨年の発表時にインゲーム映像が公開されていますが、今回登場した一枚のイメージとトレイラーを見る限りかなり進化した様子が感じられます。しばらく続報が途絶えていただけにE3での登場が非常に楽しみです。
しかし実在する人物がゲームの敵として描かれる上にこのチャレンジングな内容、タイミングもタイミングだけに今後物議を醸し出すタイトルの1つとなりそうです。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。