Modern Warfare 2を巡る旧Infinity Wardとの軋轢をはじめ、あまりにビジネス的だと批判の多い様々なジャッジにおいて、昨今のゲームビジネス産業の所謂”悪名”を一手に受けるActivisionのボスBobby Kotick氏ですが、先日スタジオ設立20周年を迎えたBlizzardの創設者Mike Morhaime氏が世間一般の認識と違い”Kotick氏はいい人だ”と発言しました。
これはMorhaime氏がMCVに対して語ったもので、長年に渡るビジネス的な関係のみならずBobby Kotick氏と個人的な交流と多くの対話を持っている事から、自身の認識が文脈の中にまぎれこんだ小さな言葉に捕らわれていないことを前置きしたMorhaime氏は、多くの人が彼に抱いているパブリックイメージは正確でも公平でもないと発言しています。
また、Morhaime氏はKotick氏がBlizzardの財務に口をださない事を強調、「BobbyとActivisionがBlizzardの価値を支持せず理解していなければ合併には至らなかった」と語り、互いのビジネスが補足しあい、互いのクリエイティブが持つ自治を侵さない事でこのような成功に至ったと振り返っています。
実は今月に入ってから、これまでdoope!でも幾度かに渡ってお知らせしてきた、現Respawn Entertainmentを率いるJason West氏とVince Zampella氏がかつてInfinity Ward時代に手掛けていた”Modern Warfare”シリーズのIPを巡るActivisionとの裁判スタートが報じられており、今回の発言はタイミング的にも色々な想像を巡らせてしまう内容とも言えます。
両者から人格的な批判まで飛び出し、完全に泥沼化している巨大IPを巡る争いがどういう結末を迎えるのか、こちらも続報あり次第改めてお知らせいたします。
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