昨日はサブマシンガンを搭載した正体不明のクアドローターが登場した“Call of Duty: Black Ops 2”と見られる「Call of Duty」新作ですが、本日公式サイトにて“Tacitus”の文字が記された2枚目のティザーイメージが公開されました。
今回登場した“Tacitus”のロゴイメージは、昨日紹介したクアドローター映像の中でFPS Russia氏が着用していたものと同じで、これまで氏が公開してきた数々の銃器紹介映像では自身が販売するTシャツを着用している場合が多いことから、クアドローター映像の公開時よりTacitusとはなんだ?と注目を集めていました。
そんな中、本日のティザーイメージ公開後にCall of Dutyシリーズの関係者と思われるRyan Banks氏が上掲したTacitusのロゴが透かしで記されたクアドローターの鮮明なイメージを公開し、どうやらこのクアドローターの名称がTacitusではないかとの見方が有力視されています。
という事で、今回は特に謎解きも必要無くすんなりと事態が進んだように見えますが、1つ気に掛かるのはこの“Tacitus”という名前の由来で、FPS Russia氏が“みんなクアドローターの事ばかり気になってるみたいだけど、誰もTacitusについては聞いてこないね”と発言しているあたりからも、このTacitusという名称自体に何らかの意見が含まれている可能性が高いと考えられます。
まだ、具体的な情報は明らかでないこのTacitusですが、一般的には1世紀頃のトラヤヌス帝時代に活躍した著名な歴史家コルネリウス・タキトゥスが想起されるところで、海外コミュニティではタキトゥスとCoD新作のコードネームである“Eclipse”との関係について調査が進められています。
今回は今後登場するであろう新作のネタに関する下準備として、Tacitusに纏わるプロモーションや新作と関連しそうな情報を3つまとめてご紹介しておきます。
まず、“Eclipse”との関係についてはアウグストゥス帝の死亡後、14年の9月27日に発生した皆既月食についてタキトゥスが記録を残していることが判明しており、その記述についてはNASAの“蝕”に関する歴史を記した特集ページにて確認できます。
2点目はTacitusがラテン語で“沈黙”を意味するというもので、敵を沈黙させる存在としてクアドローターの名称に用いられたという説も存在します。
さらに、歴史家としてのタキトゥスとCall of Duty: Black Opsの関係を見た場合、タキトゥスの代表的な著作である“ゲルマニア”とBlack Opsの背後で暗躍する“GK”の母体であるナチス・ドイツとの関連が非常に濃いと言えます。
“ゲルマニア”は、タキトゥスがローマ帝国の周辺に暮らしていたゲルマン人について記した著作で、当時既に退廃的な側面を見せ始めていたローマ人に対し、ゲルマン人が“高貴で純潔な血統”を持った民族だとの見解が示されていたことから、16世紀以降のドイツ民族主義や浪漫派に強い影響を与えており、その後アドルフ・ヨーゼフ・ランツによる反ユダヤ主義やアーリア至上主義の誕生を迎え、ヒトラーによってその思想がより強固なものとして具現化することとなります。
また、ベルリンを世界首都として改造する為にヒトラーが進めた都市計画“ゲルマニア”にもタキトゥスが提示した理想の影響が見られます。
という事で、今後の展開において注目すべきポイントはTacitusと名付けられたクアドローターが“いつ”、そして“誰が”使用或いは開発したものなのか?といったあたりに集約されるのではないでしょうか。
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