先日、ロードアイランド州への支払いをなんとか乗り切ったものの、依然危機的な状況が続いていると噂される「38 Studios」ですが、昨晩ロードアイランドのLincoln Chafee州知事が突然の記者会見を行い、スタジオの現状に関する幾つかの状況が判明。さらにマイケル・パクター氏による“Amalur”IPの評価額やスタジオ要人の進退といった情報も明らかになっています。
Lincoln Chafee州知事の会見によると、昨晩の時点で38 Studiosがまだ外部からの新しい投資や税額控除を得ていないとのことで、スタジオが既に閉鎖しているのではと質問した記者に対し、スタジオ閉鎖を避けるために何らかの手段を講じると発言しました。
一方、Joystiqが38 Studiosの内部状況に詳しい匿名情報筋から得た情報によると、スタジオの従業員に対する給与の支払いが5月1日以降滞っている上(※ 毎月1日と15日が支払日)、今週木曜にはスタジオの健康保険が終了してしまう模様。この情報筋は1ヶ月後にスタジオが存在しているか正直判らないと発言したとのこと。
さらに、今年3月から出産/育児休暇で姿を見せていなかったスタジオのCEO、Jennifer MacLean氏のLinkedinプロフィールが更新され、38 StudiosのCEOが過去の経歴として記載されたことが判明。
さらに、製品開発VPを務めていたSOE出身のJohn Blakely氏も同スタジオを辞めたことがLinkedin情報から明らかになり、既に要人2人がスタジオを去ったことが判明しています。なお、この件については州知事も記者会見の会場でトップの管理職が去ったことを認識していると発言しています。
また、昨晩Wedbushのアナリストとしてお馴染みマイケル・パクター氏が州管理による売却も視野に入れられている“Amalur”IPの評価額について言及、BioWareの超大作“Star Wars: The Old Republic”が失敗した今、MMOを買う人はいないと語り、評価は非常に低く、恐らく2000万ドル前後だろうと発言しました。また、パクター氏はMMOIPの需要の無さを示す一例として、THQが販売を試みたWarhammer MMOを例に挙げています。
この件に関しては確かにパクター氏の言う通り、現在の北米市場で新規IPのMMOタイトルをアクティブに購入しようと考えるパブリッシャーが存在するとはそうそう考えられず、ある意味ロードアイランド州も38 Studiosも身動きが取れない状況に嵌っている状況だと言えそうです。
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