先日からロードアイランド州全体を巻き込んだ一大ニュースに発展している巨額の誘致に絡む“38 Studios”の経営危機問題ですが、昨晩“38 Studios”が4月末に支払う予定だった返済金112万5000ドルの支払いに成功し、今回の危機をなんとか乗り切ったことが明らかになりました。よかった!
これは、昨晩行われたロードアイランドのLincoln Chafee州知事が会見で明かしたもので、一昨日には不渡りで支払いに失敗した38 Studiosですが、昨日の支払いが無事に終わったことをRhode Island Economic Development Corporation(以下:RIEDC)が確認したとのこと。知事によると今回の支払いは38 Studiosが個人的な資金調達から捻出したもので、その詳細については明かされていません。
なお、今回の支払いは州とRIEDCによる7500万ドルの融資に対する初回の返済で、次回の支払いは11月1日、金額は260万ドルとなっています。
という事で、なんとか今回の急場は凌いだものの、今後の資金繰りが引き続き心配な38 Studiosですが、ロードアイランド州としてはスタジオ閉鎖となれば7500万ドルが納税者の負担となり、一方追加の融資を行うことはさらなるリスクの呼び込みと反対感情の爆発に直結しており、Chafee州知事は誘致に「私は最初から危険だと反対していた」との見解を表明し、自身の下でこういった類の誘致や融資を二度と行わないと宣言。38 Studiosは民間から資金調達を行うべきだと語り、今後、映像ビジネス向けの融資に絡む抜け穴を埋めるよう条例の変更進めていると明言、納税者の保護を優先すると強調しました。
一方で、前述したとおり州は38 Studiosとの距離を置きつつもスタジオ閉鎖も避けねばならず、Chafee州知事は38 Studiosの新作ローンチに向けたビジネスが機能していることも併せて強調。2013年6月にはスタジオ設立当初から明言されていたMMOプロジェクト「Copernicus」がローンチされる発表し、事業の継続をアピールしました。
また、この知事の発表を受けてか、本日38 Studiosが初のレベル映像を収録した“Copernicus”のトレーラーを公開し、スタジオの健在を誇示しています。
今回の危機をなんとか乗り切った38 Studiosですが、11月の支払いを含めた今後の資金繰りを上手く乗り越えられるか、どうやら心配な状況は今後も続くことになりそうです。
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