昨日、ハードコアRPGとして高い評価を受けた“Kingdoms of Amalur: Reckoning”の開発を手掛けた「38 Studios」が深刻な経営危機に瀕し、ロードアイランド州全体を巻き込んだ一大スキャンダルと化していることをお伝えしましたが、一晩明けた本日、さらにキャッシュフローが悪い方向へと進んでいることが判明、心配な状況が続いています。
続報をニュースで報じたWPRIのEtewitness Newsによると、今週38 Studiosがスタジオのスタッフに支払う予定だった給与の支払いが行われなかったことが先日からスタジオのIP/アセット全てを管理するRIEDCの広報から発表され、未確認の内部情報からスタジオの派遣社員と契約社員全員が解雇されたとの情報も伝えられています。
今回の給与未払いと一部スタッフの解雇は先月末に返済が遅れた112万5000ドルを支払うための措置だった模様ですが、ロードアイランド州のLincoln Chafee知事の会見によると、RIEDCに手渡された小切手は残高不足から不渡りとなり、38 Studiosに突き返されたとのこと。
さらに、ロードアイランド州へのスタジオ誘致を最終的に承認したRIEDCの責任者Keith Stokes氏が、昨夜遅くに現状の責任を取り辞職。38 StudiosのCEOを務めるJennifer MacLean氏が出産・育児休暇で現場にいない事も明らかになり、州やRIEDCがどういった手段を講じるか、動向に注目が集まっています。
以下に掲載したニュース映像からも判る通り、既に今回の問題は知事がニュースでコメントを寄せる類のスキャンダルと化しており、状況が心配なところですが、最新の有価証券報告書からは38 Studiosに379名の正規社員に加え、34名の常勤契約社員、8名のインターンが
在籍していることが判明しており、やはり巨額誘致に絡む雇用条件などがスタジオの動きを大きく制限する結果になった背景が窺えます。
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