本日、高い評価を獲得した初のレビュー情報も登場した新生「Tomb Raider」ですが、先日Crystal DynamicsのボスDarrel Gallagher氏と、シリーズの誕生に深く関わるディレクターNoah Hughes氏がEurogamerのインタビューに登場し、96年の登場以来ビデオゲーム文化の象徴的なキャラクターとして広く知られるララ・クロフトの再生とフランチャイズのリブートについて言及しました。
今回は、ノーラン版バットマンや、007 スカイフォールで頂点に達したダニエル・クレイグによる6代目ジェームズ・ボンドの影響も挙げられた“Tomb Raider”リブートに絡む興味深い見解をまとめてご紹介します。
- Crystal Dynamicsは、2006年のTomb Raider: Legendと、2007年のAnniversary(※ 初代リメイク)の登場を経てリリースしたTomb Raider: Underworld(2008年)を完成させた時点で、トリロジーが終了したような思いを抱き、Underworldが初代から続くDNAが辿った最後のタイトルだとし、新しい事を始める時がやってきたと考えていた。
- 新生Tomb Raiderは当初、リブートというよりも、キャラクターの人間的な側面にスポットを当てた続編として進められており、リブートの決定以前からサバイバルテーマと孤島を舞台にしたアイデアが存在していた。
- 今回のリメイクで大きく姿を変えたTomb Raiderだが、シリーズを形作る主要な柱である“パズル”と“探索”、“戦闘”は今も十分に含まれており、“探索”要素は以前に比べて大きく強化された。
- シリーズの大胆なリブートについて触れた両者は、リブートがフランチャイズの寿命から見ても避けられないポイントだったと語り、これを顕著に現す例として映画“ジェームズ・ボンド”シリーズを挙げ、2006年に公開されたシリーズ初のリブート作品“カジノ・ロワイヤル”で6代目ジェームズ・ボンドを演じたダニエル・クレイグのシリーズが遂に10億ドルのフランチャイズに成長したと説明。大きな変更はリスクも高く、誰しもがそれを受け入れるとは限らないと述べ、世代から世代へと受け継がれ今も成功するバットマンやジェームズ・ボンドの成功に強い影響を受けていると明かした。
- 愛されるフランチャイズに根本的な変革をもたらす本作とCrystal Dynamicsの選択に、必ずしも誰もが賛成するとは限らないだろうと改めて強調した両者は、しかしゲームを手に入れて新生“Tomb Raider”をプレイすれば、プレイヤーはその選択を尊重し、ゲームを十分に楽しむだろうとアピールしている。
誕生から早17年の月日が経つTomb Raiderシリーズですが、初期3部作以降の巨大な成功の後に続いたフランチャイズの低迷を今回の意欲的なリブートで見事払拭することが出来るか、迫る3月5日の海外ローンチと4月25日の国内版発売に改めて注目が集まるところです。
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