doope!

古くはOrigin時代から著名なタイトルの開発に深く関わり、System ShockやThief、Deus Exシリーズなど、現代的なビデオゲームに大きな影響を与える作品を生んだお馴染みウォーレン・スペクター氏が、新たにテキサス大学オースティン校に設立されたDenius-Samsゲーミングアカデミーのディレクターに就任したことが明らかになりました。

Denius-Samsゲーミングアカデミーは、高度なゲーム開発トレーニングを行うためにBlizzardのCOO Paul Sams氏が設立したアカデミーで、学士号取得後の学生から選ばれた20名のみを対象に、2014年秋から12ヶ月を掛けてクリエイティブアートやビジネスリーダーシップにフォーカスした開発者の育成を進めることが報じられていました。

すでに、今年の5月にはDenius-Samsゲーミングアカデミー入りが報じられ、カリキュラムの作成を手掛けていたウォーレン・スペクター氏ですが、今回の就任により、リチャード・ギャリオット氏やEAのCOO Richard Hilleman氏、元BioWareの共同設立者としてお馴染みGreg Zeschuk氏、前述したBlizzardのPaul Sams氏など、これ以上ない錚々たる面々が参加する新しい世代の開発者育成を率いることとなります。

また、ウォーレン・スペクター氏は今回の就任に対し「私は現在ゲームの開発を手掛けていないが、将来を担うリーダーの訓練を支えることで学生やビデオゲーム産業に役立つプログラムをデザインすることは、より重要な取り組みだと感じている」とコメントを寄せ、クリエイティブとビジネスリーダーの素養を持つ後進の育成が現在の産業において強く求められていることを強調しています。