本日、Valveが“Dota 2”用のHammer(マップ作成)ツール「Dota 2 Workshop Tools」のアルファ版をリリースし話題となっていますが、海外コミュニティではツールが利用しているファイルフォーマットやdllに関する検証が進められており、今回のアルファ版MODツールの実体が予てから水面下で開発が進められている“Source 2”エンジンのフロントエンドではないかと注目を集めています。
これは、“Dota 2”のsubRedditコミュニティが進めている解析から浮上したもので、今回のツールが“Source 2”エンジンであることを示す以下のようなディテールが判明しています。
余談ながら“Source 2”は、2004年11月にリリースされた“Counter-Strike: Source”での採用以来、Half-Life 2やPortal、Left 4 Deadシリーズといった人気シリーズに用いられ、ソフトパーティクルやマルチコアサポート、PS3/Xbox 360/Mac/Linuxを含むマルチプラットフォーム対応、布シミュレーションの実装など、魔改造とも言える新機能の追加と拡張を繰り返して来たValveのゲームエンジン“Source”を刷新する新バージョンとして期待される新エンジンで、2012年11月3日に50歳の誕生日を迎えたゲイブを祝うファン達にその存在が明かされたものの、その後も具体的な情報やディテールは全く報じられず、未発表の新作“Left 4 Dead 3”に採用されたといった噂や、ローレベルでOpenGLをサポートするといった未確認情報のみが伝えられる状況となっていました。
- Source 1.0と共通する幾つかのdllやexeに新revを示す“2”の文言が付与されている。“engine2.dll”や“vphysics2.dll”、“vconsole2.exe”など。
- “Dota 2 Workshop Tools”のマップファイルがvmapファイルに刷新され、旧vmfファイルが“Source 1.0”ファイル扱いとなっている。
- vmapファイルのレンダリングに用いられるdllなど、オリジナルのSourceには存在しないdllファイルがエンジンのライブラリに多数確認されている。
- アセットのファイルパスに“Source 2”の文言が確認できる。
- vmapファイルに加え、vtex(旧vtf)やvmdl(旧mdl)など、多数の新しいファイルフォーマットを採用している
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。