昨年7月中旬、かつてBlizzard Entertainmentで“ハースストーン”の誕生と成功を支えたBen Brode氏とHamilton Chu氏の新スタジオ「Second Dinner」設立が報じられ大きな話題となりましたが、その後の2人とスタジオの動向に注目が集まるなか、本日Second Dinnerがプレスリリースを発行し、NetEaseから3,000万ドル(約32億4,500万円)の資金調達を果たしたことが明らかになりました。
さらに、Marvel Gamesとの提携も報じられ、デビュー作となるマーベルユニバースのビデオゲーム開発に着手したほか、オフィスの新設(※ スタジオ設立発表以降の2人は、Benさん宅のガレージで活動していた)も判明しています。
今のところ、デビュー作となるマーベルの新作に関する詳細は不明ですが、Marvel Gamesを率いるEVP Jay Ong氏はかつてBlizzardの要職を務めたベテランで、Ben Brode氏とHamilton Chu氏を良く知る元同僚でもあり、“Second Dinner”は必ずやアメイジングでスペクタキュラーでインクレディブル、かつマイティなゲームを作り上げるだろうとコメントしています。
なお、“Second Dinner”には、前述のBen Brode氏とHamilton Chu氏(※ 氏はかつてOniや初期Haloシリーズを率いたBungieの元リードプロデューサー/製作総指揮としても知られる)に加え、BlizzardでWorld of Warcraftやハースストーン、StarCraft: Ghost、インキュベーションチームのエンジニアとして活躍したベテランMike Schweitzer氏、さらにBlizzardでStarCraft IIやDiablo III、ハースストーンのプロダクションディレクターを務めたYong Woo氏、そしてCall of Duty: Black Opsシリーズやハースストーンのアートワークを数多く手掛けたアートディレクターJomaro Kindred氏を含む5名のベテランが在籍しており、現在6人目のスタッフとなるUnityソフトウェアエンジニアの募集が進められています。
マーベルとの提携に伴い、スパイダーマンやアベンジャーズ、X-メンのみならず、その気になればヘルカウやソー・ザ・フロッグのゲームだって作ることができると伝えているSecond Dinnerですが、ハースストーンの世界的な大ヒットを支えた中心人物達がどんなマーベルゲームを作り上げるのか、来る続報に大きな期待が掛かるところです。
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