発表から長期にわたる潜伏期間を経てとうとう日の目を見る事になりそうなRockstar GamesのTeam Bondiが開発を手掛けるノワールタイトル「L.A. Noire」、様々革新的なシステムを盛り込んでいるタイトルとして知られていますが、まだまだその詳細は霧に包まれたままです。そんな中オランダのゲーム情報紙ChiefがL.A. Noireを特集、ゲームプレイに関する新しい情報が明らかになりました。詳細は以下の様になっています。
- L.A. Noireは1947年を舞台にしたGTAでもMafia IIでもなく、本作の様なタイトルはまだリリースされていないので、他の作品と比較する事はできない
- ゲームには多くのアクション、カーチェイス、銃撃戦を含んでいる
- プレイヤーは銃の変わりにノートを使用する
- 会話シーンでは相手が嘘を付いているか真実を喋っているか、相手の表情から見抜かなければならない。これは今作の最も大きな特徴の内の一つで、革命的なフェイシャルアニメーションによる物
- 容疑者の家を調べる際には鏡や配管に至るまで全てのオブジェクトをチェックする事ができる
- プレイヤーは、嘘、汚職、隠された動機などに満ちた世界を進まねばならない
- ゲーム世界は本物の40年代ロサンゼルス、そして全てが正確に再現されている
- ゲームの核は”孤独な主人公が世界に対して行う良い戦い”
- Rockstarは今作でこれまでと異なる事に取り組んでいる
どうやらRockstarがL.A. Noireを真実の”推理”ゲームと評するのはかなり本気の様で、これらが事実であれば非常に個性的なタイトルに仕上がりそうです。脚本が映画12本分ともされる本作が一体どんなドラマを見せてくれるのか、今から本当に楽しみです。
長い潜伏期間を経てようやく日の目を見る事になった「L.A. Noire」、豊作が予想される今年のノワールタイトルの一角を担うタイトルですが、まだまだ謎が多い作品ではあります。
1947年のロサンゼルスを舞台に実際に起こった事件をモチーフに進められるこのL.A. Noire、シネマティックな演出や映画的な世界観の構築など非常に魅力的なタイトルとなっています。そんな本作の内容についてRockstarのプロダクト開発のボスJeronimo Barrera氏が言及、本作が平均的なアドベンチャーゲームでは無いとその自信を語りました。
それによると従来のアドベンチャーはすべてデザイナーがプレイヤーに解いて欲しい物に基づいて作られていましたが、今作ではその辺りからこれまでとは違うアプローチで開発が進められており、それにより現実の刑事が進める捜査に似たプレイが実現されているとの事。
Barrera氏はL.A. Noireが新しいジャンルであると述べ、GTA的なオープンワールドゲームとクラシックなアドベンチャーゲームの難解なパズルを組み合わせたようなタイトルである事を明かしています。少し予想していたよりもかなりアドベンチャー色が強いタイトルの模様、果たして真実の”推理”ゲームの誕生となるのか、その詳細がさらに気になるところです。
「L.A. Noire」を楽しみに待っているファンは写真を見た途端にピン!と来たかもしれませんが、上記の写真はRocksterとTeam Bondiが開発を進めているL.A. Noireの主人公を演じるアーロン・ステイトン氏その人。彼は1960年代アメリカの広告マンを描いた人気TVドラマ”マッドメン“に登場していた人物、ドラマは日本でも放映されていたので、覚えている方もいらっしゃるでしょうか。
近年海外ゲームに良く見られる流行を踏襲して、L.A. Noireの主人公Cole Phelpsもまさにこのアーロン・ステイトン氏にそっくりに作られています。マッドメンでも気取らず優しさも持ち合わせ飄々としたイケメンキャラクターだったので、舞台の時代設定も近い本作の主人公には打って付けかもしれません。
そんなアーロン・ステイトン氏はRockstarのファンだそうで、Rockstarタイトルのほとんどをプレイしているとの事。特にGTAシリーズは全てプレイ済みで”Vice City”が一番のお気に入りだそうです。しかし、ゲーマーぶりをアピールすると同時に「正直な事を言うと、カットシーンはいつもスキップするんだ」と語っています。
そんな自分を省みてか、L.A. Noireにおけるスタントン氏はカットシーンとゲームプレイにより結びつけるため、この2つをより1つの経験として楽しんで貰えるよう努力をしていると語っています。タイトルに冠するノワールの言葉通り、ノワール映画を強く意識した今作、カットシーンやストーリーの重要性が何より高いと想像される本作の主人公にはまさにうってつけ、是非スタントン氏自らが思わず見ずにはいられないような素晴らしいカットシーンを楽しみに待っていたいと思います。
2006年の発表以降、様々な事情から具体的な内容が見えてこなかったTeam Bondiによる「L.A. Noire」ですが、いよいよリリースも現実的な物になり、ゲームに関する情報が先月からとうとう現れ始めました。Gameinformer誌の3月号では本作の特集も組まれ、また詳細について改めてお知らせする事になると思います。
そんな本作のスクリーンショットが満を持して登場、ノワールを銘打ったタイトルに恥じない映画的なクオリティが確認できます。そのテイストはGTAともMafia IIともまた少し違った物で、40年代のロサンゼルスを色鮮やかに再現しています。なお、L.A. NoireではRAGEエンジンは使われておらず、Team Bondiのオリジナルエンジンが採用されています。実際に起こった事件を元にしているとされるゲームの内容も非常に気になる本作、ますます続報が楽しみです。
2006年に発表されて以来、なかなか情報が明らかにされずプラットフォーム問題など小さなトラブルが続いていたオーストラリアのデベロッパTeam Bondiが開発を進めている「L.A. Noire」ですが、この1年半ほどは開発も順調に進み始めたのか、いよいよその全容が明らかになり始める様です。
お馴染みGameinformer誌の3月号でL.A. Noireの特集が組まれる事が明らかになり昨晩その素晴らしい表紙が公開されました。本作はそのタイトルが示す通り、ノワール映画の雰囲気溢れる1947年のロサンゼルスが舞台となっており、古典的なジャズサウンドと共に禁酒法が敷かれた喧噪の40年代が美しく再現されています。
また、L.A. Noireでは革新的なフェイシャルアニメーションが実現されているそうで、Lightsprint社のリアルタイムグローバルイルミネーション技術をライセンスしている本作は、映画的なライティングや演出に大きく期待が出来そうです。今年はMafia IIにMax Payne 3と他にもフィルムノワール的なタイトルが控えており、こういった種類のタイトルが好きな人にはたまらない1年になりそうですね。
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