海外情報サイトのTech Reportが現在Nvidiaとビデオカード市場を二分するATI Radeonブランドから長年愛されたATIの名前が外され、今後は新たにAMDの名前が冠される事になったと報じました。
AMDは2006年にATI社を54億ドル規模で買収し、以降ATI Radeonブランドの人気は上昇しNvidia製品と文字通り二分するシェアを実現したのはご存じの通りです。今回の商標統合により”ATI Radeon”と”ATI FirePro”はAMDマークを冠した”Radeon”と”FirePro”とシンプルに変更され、さらなるブランド強化を図っていく模様です。
AMDがTech Reportに伝えた所によると、現在グラフィックスカードビジネスがちょうどロール上にある事をリブランドの良いタイミングだとし、年末に掛けて様々なクラスの製品を投入する事によってライバルであるNvidiaに対する勝利を確実な物にしたいとの事。
AMDが自社で行った調査では様々なビデオカードについて知識が豊富な消費者ほどRadeonの名前を認知しており、彼らがさらにAMDを好んでいる傾向にあるとの結果が出ているそうで、この結果を元にしたブランド統合はより良い物になると考えている事を示唆しています。
なお、Radeon HD 5000シリーズを含めた既存の製品のリネームは行われず、今年後半にAMD Radeonブランドの最初の製品が投入される予定です。
年末に登場するとされる消費電力が5.5wという低電力の”Bobcat”CPUとRadeon GPUの統合ユニットである”Ontario”APU(Accelerated Proccessing Unit)は40nmプロセスで製造が進められており、2011年前半にはクアッドPhenom IIクラスのCPUに、より強力なGPUを組み合わせた”Llano”APUの登場も予定されています。今回のリブランドはGPUのみならず本格的なAPU登場への布石も兼ねた物であるのかもしれません。
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