先日1.2パッチの概要をお知らせした際にはZergのバランス問題が最優先課題ではないと明言され、Zerg達の冬の時代がまだしばらく続く物と思われましたが、昨日Blizzardが公式サイトにてこのプライオリティを見直す発表を行い、次期パッチにてZergにスポットを当てたバランス調整が施される事が明らかになりました。
Blizzardが明らかにした北米エリアの統計によると現在各種族の使用率はProtossが38.5%、Terranが38.0%、そしてZergが23.5%と明らかに低くなっており、各スキルクラス毎に次の様な統計結果がでています。
■ Diamondリーグの勝率
- ProtossがTerranと戦った場合、49.6%の勝率
- ProtossがZergと戦った場合、52.8%の勝率
- TerranがZergと戦った場合、49.6%の勝率
■ Platinumリーグの勝率
- ProtossがTerranと戦った場合、56.3%の勝率
- ProtossがZergと戦った場合、47.3%の勝率
- TerranがZergと戦った場合、44.5%の勝率
■ Goldリーグの勝率
- ProtossがTerranと戦った場合、61.0%の勝率
- ProtossがZergと戦った場合、61.1%の勝率
- TerranがZergと戦った場合、49.5%の勝率
■ Silverリーグの勝率
- ProtossがTerranと戦った場合、63.6%の勝率
- ProtossがZergと戦った場合、50.7%の勝率
- TerranがZergと戦った場合、51.6%の勝率
■ Bronzeリーグの勝率
- ProtossがTerranと戦った場合、59.0%の勝率
- ProtossがZergと戦った場合、55.1%の勝率
- TerranがZergと戦った場合、45.4%の勝率
記事を投稿したお馴染みのDustin Browder氏は、これらの結果からProtossがTerranをかなりの確率で蹂躙している事が明白である事を述べ、Zergについては全てのリーグを横切るレベルの変更を支援しない一方で、改善によりZergのプレイをより良い物に感じさせる必要があると明言。その上で次期パッチのバランス調整がZergの改善を主とした物になると語っています。
また、未決定ながら現在取り組んでいる具体的な変更・改善について以下の様に明らかにしています。
- ローチのレンジ増加によりゲーム中盤から終盤でのZergの戦術にオプションを与える
- Fungal Growthによる明滅を無くし、より大量のZerg達を扱える様に
- BarracksがSupply Depotを必要とする事で、開始初期のReaperアタックを緩和
- ReaperのスピードアップグレードにFactryが必要に、同様に開始初期のReaperアタックを緩和
- Zerg建造物のHPを増加、大きな影響を及ぼさないと考えているが最新版でのHPは低すぎると考えている
これらの改善により、Zergの使用率が上昇する事になるか、今後の具体的な改善ポイントに注目です。
また開催中のGDC Online 2010にBattle.netのプロジェクトディレクターを務めるGreg Canessa氏が登壇、Q&AセッションにおいてBattle.netの今後などについて語る中で、トリロジーの第2弾となるStarcraft II: Heart of the Swarmの開発期間について言及、今後18ヶ月をHeart of the Swarmの為の期間として想定している旨を明らかにしました。これが事実であれば2012年の4月前後がHeart of the Swarm登場の時期だと考えられそうです。
いずれBlizzardの事、リリース時期よりもクオリティ優先なのは毎回な事なので、大体の目安程度に考えておくと良いのではないでしょうか。
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