先日遂に公式サイトが正式にオープンし、本格的な始動を開始した元Infinity WardのボスJason West氏とVince Zampella氏の新スタジオ「Respawn Entertainment」ですが、本日公式サイトにてRespawnの新しいアートディレクターMatt Codd氏へのインタビューが掲載、これまで映画業界でスピルバーグの“プライベート・ライアン”や“トランスフォーマー3”、テリー・ギリアムの“12モンキーズ”、“リディック”、そしてCliffy Bも大好きなFireflyの映画“Serenity”などなど、数々の超大作で腕を振るってきた人物であることが明らかになりました。
また、RespawnにはMatt Codd氏だけでなく、スター・ウォーズのアミダラ女王やダース・モールなどのデザインを手掛け、“ターミネーター2”や“インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア”、“ハリー・ポッターと炎のゴブレット”などにも携わった世界的なデザイナーIain McCaig氏も参加しており、一体Respawnがどんな新作を生み出そうとしているのか、想像しただけで目眩がする布陣の強力さがひしひしと感じられます。
今回はこの両氏に関する情報に加え、Respawn新作の方向性を占う幾つかのアートワークをご紹介します。
本日更新されたRespawnのインタビューに登場したMatt Codd氏は前述の通り映画業界で活躍してきたベテランデザイナーで、インタビューではスピルバーグやテリー・ギリアムと直接仕事をしてきた経緯を語り、猿の惑星やスターウォーズ、レリー・ハリーハウゼンの映画に影響されてデザインやアート、映画の道に進んできたと明かしています。
そんな経歴を持つCodd氏ですが、ビデオゲームも映画も共に良いデザインが大事なことの全てではないと語っており、重要なのは今日或いはこの時代に他者が実現していないオリジナルになろうとすることだと述べ、近年デザインプロセスの促進が著しいビデオゲーム業界での仕事が映画よりも魅力的だと感じるとの見解を示しています。
さらに氏は映画業界の仲間達の多くがゲームデザインを見て感嘆し、自分達がこれを映画の中で実現出来ればと考えていたと語り、映画産業側から見た昨今のビデオゲーム産業の台頭について語りました。また、Codd氏は自身が元よりゲームファンであることも明かしており、Medal of Honorに熱中したこと、Doom 3のデザインが素晴らしかったこと、Gears of Warシリーズがアメージングだとの感想を述べています。
なお、デザインへのアプローチに言及した氏は、“デザイン”作業の半分は思考プロセスであり、理由無しに材料を大量に生み出すことではないと示唆に満ちた言葉も残しています。そんなCodd氏が手掛けたコンセプトアートは以下からご確認下さい。
アミダラ女王とダース・モールを生み出したことで知られるIain McCaig氏がRespawnに参加したことは、今年5月Developにより報じられたもので、前述した数々の超大作映画だけでなく、James BondのゲームタイトルやThe Secret of Monkey Islandを始め、“Magic: The Gathering”のカードデザインなどゲームとの関係も深いこれまでの作品において、新しく始まるRespawnでの仕事がこれまでの経歴の中で最も気分を引き立てる経験だと発言しています。
さらにこれまでファンタジー寄りな作品を多く手掛けた経緯を踏まえた上で、例えRespawnの新作が噂通り宇宙を舞台にした軍事的なゲームだとしても重要では無いと語り、“私の燃え上がる巨大な情熱は人々をデザインすることに向かっている”と語りました。
なお、McCaig氏は7月20日に行われるDevelopイベントにて基調講演を行うことも発表されており、Respawnでの続報にも期待したいところです。
面白いところではフルート魔人イアン・アンダーソン率いるJethro Tullのアルバムジャケットも手掛けるIain McCaig氏のアートワークは以下からご確認下さい。
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