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先日Bungieが公開したスタジオ設立20周年を祝う長編ドキュメンタリー“O Brave New World”に次期プロジェクト“Tiger”がちらっとお披露目されたとご紹介しましたが、本日この映像から気になるイメージが発見され、新作タイトルが「Grognok」ではないかと海外で話題を集めています。

Grognokの文言はドキュメント映像（※ 映像は記事下部に掲載）の53分36秒時点に映されたツールの一部から発見されたもので、インハウスツールと思われるエディタを利用し地形のレイアウトを行うウィンドウの上部に“Grognok Build 2693 [built today]”の文言が確かに見られます。

この文言から次期プロジェクト“Tiger”のタイトルが“Grognok”ではないかと海外で報じられ、一部ではMarathon関連のタイトルではとの憶測まで飛び交う状況となっているわけですが、実際にところ“Grognok”はBungieが2009年の12月に商標権を取得した商標で、米国特許商標庁への出願内容を確認すると商標の分類は“1B”（※ “bona fide intention to use”使用意思の宣言を指す）となっており、実用に基づく商標を示す1Aでないことから最終的な製品を示している可能性は低いと考えられます。

さらに概要には“Computer programs for editing images, sound and video; Computer software development tools”（イメージ編集のためのコンピュータープログラム、サウンドと映像；コンピューターソフトウェア開発ツール）と記載されていることから、今回発見されたGrognokの正体はBungie内製の開発ツールと捉えるのが妥当だと言えそうです。

残念ながらGrognokが新作タイトルの名称である可能性は低いと言える今回の噂ですが、驚くべきはGrognokのモダンさ！こんなスマートなインハウスツールが自前で用意されるのもBungieならではといったところではないでしょうか。