doope!

先ほどは世界各地で行われた楽しそうなローンチイベントの様子をご紹介したシリーズ最新作「Gears of War 3」ですが、ファン達の熱狂に比例してセールスも順調な様子で、Microsoftが本作のセールスが初週400万本に到達するだろうとの予測を明らかにしました。

これはMicrosoftのシニアプロダクトマネジャーGuy Welch氏が明らかにしたもので、初週200万セールスに到達した前作Gears of War 2のセールスを超えるだけでなく、Dedicatedサーバの採用によるローンチ時のスムースなマルチプレイヤーの実現などがセールスを後押しするであろうことが示唆されています。

初日の同時接続者数は30万人に到達

初週400万セールスの予想が明らかにされたGears of War 3ですが、リリース初日のオンラインプレイヤー数は順調な伸びを示しており、早くも同時接続者数が30万ユーザーに達したことが明らかになっています。この数字が同時接続であることと、オフラインでキャンペーンをプレイするユーザーが含まれていないことを考えると、初週400万も現実的と言える状況だと言えそうです。

イギリスでは「Gears of War 3」の実写広告キャンペーンが開催

以前からプロモーション予算が小国の国家予算並だとされてきたGears of War 3ですが、新たにイギリスにて6種類の30秒実写CMが大量に放送されることが判明。このキャンペーンは9月23日から10月3日まで行われるとのことで、英MicrosoftにおけるXboxマーケティングのボスStephen McGill氏によると、この規模はHalo: ReachとHalo 3で行われたキャンペーンと同等のものだとのこと。

一体どんなCMが準備されているのか、こちらは続報入り次第改めてお知らせします。

アナリスト：「Gears of War 3」はAAAゲームのテストケース

近年の典型的なAAAタイトルとして巨大な開発規模とプロモーションが見られるGears of War 3ですが、業界アナリスト達は様々な意味で本作がAAAタイトルのビジネス的なポテンシャルを計測する格好のテストケースだと考えている様子です。

EEDARのアナリストJesse Divnich氏は、今年の夏に見られたAAAタイトルの不足によって、従来のビデオゲーム市場がモバイルやソーシャル、タブレットといった新興プラットフォームにシェアを奪われているという懸念を多くの投資者が抱いていると語り、Gears of War 3がこの現象を実際に測定する最初の機会になると発言。セールスの動向によりかつてコンソールプラットフォームに存在した消費者が、実際に新興デバイスへと恒久的な移動を行ったのかどうかが判るだろうと語っています。

なお、Divnich氏自身はGears of War 3の初週セールスが前作を超えるが、最終的に500～600万セールス程度に落ち着くのではないかとの見解も明らかにしています。

また、Wedbushの証券アナリストEdward Woo氏はより大きなセールスが実現されると考えている様子で、Xbox 360本体の販売台数増加を理由に初代の600万、前作の700万セールスを超える販売を実現するだろうとの予想を明らかにしています。