2009年から長きに渡って続いているBethesdaとInterplayの間に起こった「Fallout」シリーズのIPを巡る泥沼裁判、これまでの経緯は関連記事からご参照頂くとして、今年の2月には両社の主張がさらにぶつかり合い、“Fallout 6”の権利にまで及ぶ困った事態となっていました。
そんな状況の中、Bethesdaが「Fallout Online」開発を進めているInterplayに対し、同作の共同開発を進めているロサンゼルスのデベロッパMasthead StudiosにInterplayがサブライセンスを不法に与えたと主張。これが直接的あるいは寄与侵害にあたるとして、Masthead Studiosによる開発の中止を求める緊急差止め命令の申請を9月に行いましたが、地方裁判所がこれを一方的な申し出だとして棄却したことが明らかになりました。
メリーランド州裁判所のJohn F. Walter連邦裁判官は、Bethesdaは今年2月の段階で既にMasthead StudiosがIPを侵害している可能性を知っていたことを指摘、そこから緊急差し止めの申請まで7ヶ月を擁していることから、Bethesdaが主張する緊急事態は自己創造によるものだと棄却の理由を明らかにしています。
FalloutのIPに絡む両社の裁判自体は今後も改めて進められることと思われますが、以前からBethesdaとInterplayは徹底的に争う構えを見せており、泥沼展開がさらに激化することは間違いない様子。
なお、現在BethesdaはMojangの新作“Scrolls”の問題についてもNotch氏と裁判で直接争う姿勢を見せており、こちらも今後の動向が気にかかるところです。
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